4度目のPK戦敗退のスペイン、W杯ワースト記録を更新。指揮官の「PK1000本練習」も話題【W杯】

2022年12月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「PK1000」という言葉がトレンド入り

モロッコとのPK戦でキッカー全員が失敗。2大会連続でラウンド16で姿を消したスペイン。(C)Getty Images

 現地時間12月6日、カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦でスペイン代表とモロッコ代表が対戦。試合は0-0のまま、延長戦を含む120分でも決着がつかず、PK戦の末にモロッコが勝利した。

 前回のロシア大会に続き、再びPK戦で敗れ、ラウンド16で姿を消すこととなったスペイン。1人目のキッカーを務めたパブロ・サラビアに始まり、フェラン・トーレス、セルヒロ・ブスケッツとPKを蹴った全員が失敗した。

 データ分析会社『OPTA』によれば、スペインはW杯のPK戦で4度目の黒星となり、大会ワースト記録を更新。さらにキッカー全員が失敗したのは、2006年ドイツ大会のウクライナ戦でのスイス以来、2チーム目となり不名誉な記録を残してしまった。
 
 また、スペインのルイス・エンリケ監督がモロッコ戦の前日会見で「1年以上前、代表合宿の時に、私は彼らに少なくとも1000本のPKを練習してからここに来るように課題を与えた」と明かしていた。

 だが、その努力も実らず……。試合後には「PK1000」という言葉がトレンド入りするなど多くの反響があり、「モロッコのGKを称賛すべき」「1000本では足りなかった」「スペインでさえ全く決めれずに負けた」などの声が上がっている。

 カタールW杯の開幕前には優勝候補にも挙がっていたスペインだが、グループステージでは1勝1分1敗と初戦のコスタリカ戦(7-0)に勝利したのみで、1勝しかできずに大会を去った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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