MOMは攻守で完全制圧した三笘薫!“炎のSB”都並敏史がスペイン戦の森保J戦士を採点!「世紀の大金星なので一生に一度くらいの大甘」【W杯】

2022年12月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「総じて言えば、分析の勝利なのではと思っている」

【警告】日本=板倉(39分)、谷口(44分)、吉田(45分) スペイン=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】三笘 薫(日本)

[カタール・ワールドカップ・グループステージ第3戦]日本2-1スペイン/12月1日/ハリファ・インターナショナル・スタジアム

 現役時代は"炎のSB"としてヴェルディ川崎や日本代表で活躍し、現在はブリオベッカ浦安の監督を務める都並敏史氏に、ドイツとの初戦に続き、2-1で劇的な逆転勝利を収めたスペイン戦を採点していただいた。

 都並氏は開口一番、「世紀の大金星なので一生に一度くらいの大甘。ここで厳しくしても意味ないから。結果が全て」と語ったように、選手・監督・チームを通じて高評価となった。

【日本代表・総評】

「本当に劇的快挙で素晴らしかった。ドイツ戦と同じように、後半のメンバー変更によって力を見せつけたのが1番のポイント。コンパクトなラインでバイタルエリアを消すことはしっかりできていたので、それも大きかったと思う。総じて言えば、分析の勝利なのではと思っている。前半でハラハラさせた分、点数は2点引いた」

【W杯PHOTO】日本 2-1 スペイン|堂安&田中のゴールで逆転勝利!堂々の首位通過でベスト16進出!
 
【個人採点・寸評】
GK
12 権田修一 6.5

「キック、セーブ、ダニ・オルモのシュートを防いだ場面など、よくやれていた。安定感ある戦いぶりだった。ドイツ戦は前半のPK献上もあったから、それより全然良かった」

DF
3 谷口彰悟 6.5
4 板倉 滉 6.5
22 吉田麻也 6.5


「前半の最初は、3人ともやや後ろで余りすぎていた。それを試合の途中から改善して、中盤に浮いているガビ、ペドリに対して谷口が一番最初に行った。途中から吉田、板倉もしっかりと行けていた。最後、引いた時のディフェンス、シュートブロックやコースに入る動きも素晴らしかった。

 プラスで吉田は、このゲームのポイントは『バイタルエリアを空けない』ことなので、そこのラインコントロールや、ボランチとの距離感をすごく意識していた点は特筆したい」
 

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