【J1採点&寸評】湘南×鹿島│ボランチ対決は、柴崎&小笠原の新旧日本代表コンビに、永木&菊地俊の代表無縁“叩き上げ”コンビが勝つ。湘南が全体的に好評価

2015年10月24日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

湘南は先制点の菊地俊、“爆走”を見せた三竿に最高点。

【警告】湘南=坪井(72分)、アリソン(80分) 鹿島=柴崎(43分)、金崎(51分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】菊地俊介(湘南)

【チーム採点・寸評】
湘南 7
前半は内容でも上回り2ゴールを奪取。後半は攻め込まれたものの踏ん張った。ホーム最終戦で手応えのある勝利を収め、来季につなげた。
 
鹿島 5.5
立ち上がり"フワッ"としてしまったのは鹿島らしくなかった。金崎、カイオの決定的なショットがもう少し早い時間に決まっていれば、展開はガラっと変わっていただろう。

【J1速報】湘南×鹿島マッチレポート

【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・15節

【湘南│採点・寸評】
GK
1 秋元陽太    6.5
クロス、ミドル、ハイボール……様々なボールに対し、冷静に的確に対応。金崎のショットをビッグセーブで封じた。
 
DF
30 島村 穀 6 (70分 OUT)
鹿島の連動した攻撃に苦労しながらも、持ち味である高さを活かして、しっかり締めた。
 
3 遠藤     6.5
前節のFC東京戦に続き(A・バイアの負傷退場後)リベロに入って、フル出場を果たす。危うい場面でも、しっかり要所を締めた守備を披露。この1試合の経験で、ひと回り成長した。
 
17 三竿雄斗   
躊躇わず突き進むオーバーラップから先制点に絡む。走り抜けて、彼自身にとっての"ブレイクスルーも遂げた。
 
MF
14 藤田征也 6.5
サイドでの主導権争いで常に先手を取っていた。守備でも持ちこたえた。山本の完璧なシュートを、身体を張って止めたのも"ビッグプレー"だった。
 
2 菊地俊介 7
味方を信じて走り込み先制ゴールを奪取。その後は守備に軸足を置きながら、ミドルを放つなど快勝に導く。「早い時間帯だったので、思い切っていった」と、嬉しいリーグ戦初ゴールを叩き込んだ。
 
6 永木亮太 6.5
マッチアップした柴崎を振り切るなど、ボランチ対決で勝った。最後まで集中力と運動量が落ちなかった。最後、マークしていた金崎にゴールを許し、「あそこは反省点」と悔やんだ。
 
10 菊池大介 6.5  (87分 OUT)
逆サイドの藤田征との"つるべの動き"が絶妙で、バランスがよく、なおかつ、ふたりのダイナミックなサイドチェンジも効果的だった。
 
5 古林将太    6.5  (75分 OUT)
2試合連続のシャドー起用で、今回はCKの流れから2試合連続ゴールを奪取! 一瞬の動きに鋭さがあった。

23 高山 薫 6
躍動感溢れるアタックで先制点をアシスト。劣勢時のプレッシングは、苦しい時ほど味方を助けた。
 
FW
19 大槻周平 5.5
決定的なダイビングヘッドはGK正面に。久々の先発抜擢に応え献身的なプレーを見せ、先制点にも絡んだ。ただ目を引くプレーは限られたか。
 
交代選手
MF
  坪井慶介 6 (70分 IN)
途中出場のカイオのスピード対策で投入され、押し込まれて苦戦。最低限の結果は残した。
 
18  アリソン 5.5    (75分 IN)
前線で起点となってカウンターに持ち込みたかったが、ボールが収まらなかった。
 
13
広瀬健太 -  (87分 IN)
ホーム最終戦でJ1デビューを飾る。守備に軸足を置いて、勝利に貢献した。
 
監督
曺 貴裁 6.5
狙いどおりの鮮やかな先制ゴールを奪取。後半は防戦一方となったが、3枚のカードを上手く切って持ちこたえた。
 

次ページ金崎、カイオの決定機がもう少し早い時間に決まっていれば、鹿島に流れは来ていたか。

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