「みんなの気持ちが、ああいう形に」J1残留京都のGK上福元直人、終了間際のポスト直撃の大ピンチを振り返る。来季に向けては?

2022年11月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「最後、まとまって一つになって戦えた」

京都は12年ぶりのJ1で残留を果たした。(C)SOCCER DIGEST

 守護神がチームのさらなる成長を誓った。

 京都サンガF.C.は11月13日にJ1参入プレーオフ決定戦でロアッソ熊本と対戦して、1-1のドロー決着。レギュレーションにより京都がJ1残留を果たした。

 試合直後、中継していたNHKのフラッシュインタビューにGK上福元直人が応じた。シーズンを通じてビッグセーブを連発し"神福元"と称された守護神は、この試合でも39分の豊川雄太の先制点の直前に、相手の際どいミドルシュートを防ぐなど、残留に大きく貢献した。

 試合中のコーチングの影響か、枯れた声でインタビューに応える上福元。90+2分に熊本の平川怜が放ったシュートがゴールポストに直撃したシーンについて、声を震わせながらこう振り返った。

「無我夢中でやっていたけど、みんなの気持ちが、ああいう形になったと思う」

 また、今季の振り返りを問われると、反省と安堵の気持ちを伝えた。
 
「良いことも、難しい時間もあった。まだまだ、今日来てくれたサポーターに、良い思いをさせることができていないので。とにかく、この結果は絶対に取らなければならなかった。最後、こういう形でまとまって一つになって戦えたことは嬉しい」

 さらに、来年に向けては"成長"をテーマにした。

「決してこの結果に満足している選手は、誰一人もいないし。もっとたくましく成長していきたいという思いは、ここに集まったすべての人が思っているはず。今日戦った熊本の選手に最大限のリスペクトを払いたいし、また成長できるように頑張っていきたい」

 京都にとって2010年以来となったJ1での戦いは、最低限のノルマクリアという結果で幕を閉じた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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