「私はMF、ユルゲンは左SBでプレーする」ペップ、W杯決勝直後のリバプール戦に呆れ「何人出られるか分からない」

2022年11月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

非参戦組のハーランドやマハレズに同情も

クロップ(左)とグアルディオラ(右)。状況次第では2人の名将自らプレーも?(C)Getty Images

 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、"非現実"なスケジュールを痛烈に皮肉った。英紙『The Sun』が伝えている。

 カタール・ワールドカップ(W杯)の冬季開催により、超過密日程を強いられているイングランドサッカーだが、それはW杯が終わっても変わらない。同大会決勝の数日後には、リーグカップ4回戦が控えているのだ。シティはユルゲン・クロップ監督が率いる難敵、リバプールと相まみえる。

 先日、「スタッフの何人かが試合に出ることになるかもしれない」と語っていたグアルディオラ監督は、リバプールとの対戦が決まるや、再びブラックジョークを飛ばしている。

「そう、私は守備的ミッドフィルダーで、ユルゲンは左サイドバックでプレーする。これが戦略だ。(試合に出られる選手が)何人いるかは分からない。リャド(・マハレズ)はワールドカップに行かないし、アーリング・ハーランド、セルヒオ・ゴメス、リコ・ルイスもそうだが、他の選手は行くだろう。グループステージを突破すれば、何日か休みが必要だ。

 もし突破できなかったら、リバプール戦に出場できるだろう。そうでない場合は、様子見だ。ワールドカップ後、我々はここでトレーニングをし、リバプール戦に何人出場可能かを確認する。朝食をとる時に、誰がいるのか見ることになる。選手たちは徐々に戻ってくるが、どんなコンディションかは分からない」
 
 イングランド代表だけでも5人が選出されるなど、シティの主力は軒並みカタールW杯に参戦する一方で、ノルウェー代表のハーランドと、アルジェリア代表のマハレズは、それぞれ予選で涙をのんだため、休息期間となる。疲労の心配は無用とはいえ、スペイン人指揮官は"不名誉なオフ"に同情の念を抱いている。

「できるならば、全員に行ってほしい。アーリングには今後、ノルウェー代表として予選を通過してもらいたいね。彼は(リゾート地の)マルベージャとノルウェーに行き、それからトレーニングに戻ってくるだろう」

 自軍選手の代表での躍進は誇らしいが、疲労面を考えれば、手放しでは喜べない――。クラブの監督はパラドックスな思いを抱いて、シーズン真っ只中のW杯を見守ることになる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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