【J1採点&寸評】FC東京2-3川崎|3連覇ならず…それでも感動を呼んだ川崎のパフォーマンス

2022年11月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

FC東京――内容では川崎を上回っていたが…

【警告】FC東京=木本(85分)、川崎=なし
【退場】チョン・ソンリョン(29分)
【MAN OF THE MATCH】マルシーニョ(川崎)

[J1第34節]FC東京2-3川崎/11月5日/味の素スタジアム

【FC東京|採点】
スタメン)
GK
ヤクブ・スウォビィク 5.5
DF
中村帆高 6.5
木本恭生 6
森重真人 4.5
長友佑都 5.5(66分OUT)
MF
塚川孝輝 6.5(66分OUT)
東 慶悟 6.5
松木玖生 6.5(80分OUT)
FW
渡邊凌磨 6(80分OUT)
ルイス・フェリッピ 5.5
アダイウトン 6.5

途中出場)
MF
三田啓貴 6(66分IN)
FW
紺野和也 6.5(66分IN)
FW
レアンドロ -(80分IN)
MF
安部柊斗 -(80分IN)

監督)
アルベル 5.5
 
【FC東京|寸評】
 選手たちは個性を発揮し、戦術も上手くハマった。内容では相手を上回っていた。それでも、2度追いつきながらも、ミスやアンラッキーな形から失点を喫した痛恨の一戦だった。

 試合開始直後から積極的なプレスで相手のパスミスを誘い、縦への意識を前面に出して攻勢を仕掛けた。特に右SBの中村は再三突破してクロスを上げ、インサイドハーフの塚川と松木も積極的に前に出た。左サイドのアダイウトンは持ち前のスピードを活かし、相手GKを退場に追いやった。一方、イージーなミスで失点に絡んだ森重は厳しく評価した。

 1-2で迎えた66分には紺野と三田を投入して、システムを3バックに変更。渡邊と紺野をウイングのような高い位置に置き、前線のアダイウトン、L・フェリッピと4トップにも見える攻撃的布陣に。74分にアダイウトンが決めた2点目は、右サイドから紺野が蹴り込んだボールを、左サイドの渡邊が折り返してアシストしたゴールだった。

 アルベル新監督のもと、新しいスタイルのサッカーに挑んだシーズンは、手応えと課題を残して幕を閉じた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
 

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