現在、世界最高のMFとも称されているのが、ケビン・デ・ブライネだ。卓越したパスセンスと抜群の得点力を併せ持つ、唯一無二のアタッカーは、30歳を超えてもなお進化を続け、マンチェスター・シティとベルギー代表を牽引している。

　開幕が迫るカタール・ワールドカップ（W杯）はもちろん、35歳となっている翌大会でも躍動している姿が容易に想像できるが、本人の考えは別にある。英紙『Daily Mail』によれば、デ・ブライネはカタール大会が自身最後のW杯になるかもしれないと語っている。

「家族はグループステージを見に現地に来る。僕は31歳で、４年後に何が起こっているかなんて分からないからね。子どもたちがワールドカップに来られるのは今回が初めてだ。特別で、見逃してほしくないイベントだ。彼らは６歳、４歳、２歳。上の２人はサッカーを少し見ている。娘はそうでもないが、向こうで太陽を浴びたり、プールで遊んだりできる」
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　今回が自身３度目の世界一への挑戦となる。これまでこのW杯以外にも、EUROやチャンピオンズリーグなど、幾度となく大舞台を経験してきたが、胸が躍る気持ちは変わらない。

「興奮している。３回目だがいつも特別だ。このようなイベントは、みんなが見ているので、とても良いものだ。大きなイベントだけど、ストレスを感じる要素はないよ。３回目なので、何が起こるか理解している」

　医学技術の発展もあり、選手寿命は格段に延びた。ルカ・モドリッチをはじめ、同じMFでも40代を前にしてもなお、第一線で活躍する選手は少なくない。ただ、デ・ブライネの頭の中にある未来予想は決して楽観的なものではないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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