プレミアのボーンマス、“人種差別・反ユダヤ行為”が問題視されているカニエ・ウエストの楽曲使用を中止と現地報道

2022年10月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

選手たちの登場時にかかる曲として採用されていたが…

カニエ・ウエスト(左)の騒動はフットボール界にも影響を及ぼしている。 (C)Getty Images

 アメリカのラッパーであるカニエ・ウェスト氏は、人種差別的な言動や反ユダヤ主義を連想させる発言が波紋を広げている。そして、その影響はフットボール界にも及んでいる。

 白人至上主義のTシャツを着用したり、SNS上で反ユダヤ主義的な発言をしたり、他の有名人やブランドを攻撃したりと、衝撃的な行動を繰り返しているカニエ氏。公の場での言動などが決定打となり、すでに公式Twitterとインスタグラムは凍結され、閲覧は可能だが、更新ができない状況になっている。

 また、提携していたバレンシアガ、ギャップ、フットルッカ―といったアパレルブランドが相次いで契約を破棄し、スポーツメーカーのアディダスも契約を解消すると発表。米国紙によれば、この騒動でカニエ氏本人が所有する純資産は12億ドル(約1700億円)が吹っ飛ぶ計算になるようだ。
 
 そして、その余波はフットボール界にも及んだ。プレミアリーグのボーンマスは、選手の入場として流していた『Power』を、今後一切流さないことが決まったという。『ESPN』や『Sky Sports』など複数のメディアが報じている。
【動画】ボーンマスのホームスタジアムで使用されていたカニエ・ウェストの『Power』

 この対応は週末の本拠地ヴァイタリティーで行なわれるトッテナム戦から適用されるようだ。この曲がかかるとチームの成績が上がったことから、ゲンの良い曲として使い続けていたが、今回の騒動で、カニエ氏がクラブの主義に反すると判断されたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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