元日本代表FW工藤壮人が32歳で死去。水頭症と診断で手術実施、集中治療室で治療に専念も…

2022年10月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

J3宮崎が公式サイトで発表

J3宮崎は金曜日夜、FW工藤が死去したと公式サイトで発表した。※写真は柏時代。(C)SOCCER DIGEST

 J3テゲバジャーロ宮崎は10月21日、元日本代表FW工藤壮人が亡くなったとクラブ公式サイトで報告。32歳だった。

 宮崎は、「このたび、弊クラブ所属の工藤壮人選手が、10月21日(金)14時50分に逝去いたしました。ここに生前のご厚誼を深く感謝するとともに、謹んでお知らせ申し上げます」と記した。続けて、「葬儀等の対応につきましては、ご親族や関係各所と協議の上、改めてご報告いたします」としている。

 宮崎は18日に、同選手が水頭症の診断を受けて入院していると発表した。クラブによると今月2日、練習時間外に体調不良を訴え、翌3日に医療機関を受診して検査を受けた結果、水頭症と診断。11日に手術を実施し、17日から集中治療室(ICU)で治療に専念していた。
 
 これを受け、宮崎の二村恵太代表取締役社長は以下のコメントを発表している。

「私たちの大切な仲間である工藤壮人 が息を引き取りました。工藤選手を応援するサポーターや関係各所の皆様から、多くの励ましのメッセージをいただいたこと、クラブを代表し、御礼申し上げます。

 工藤選手はJ1で活躍し、日本代表にも選ばれるなど、非常に実績がある選手です。それにも関わらず、驕りなどは一切なく、自分のことだけでなくチームメート、クラブ、そしてサポーターのことを大切にする素晴らしい姿勢の持ち主でした。クラブスローガン『真摯』をまさに体現してくれる存在でした。
 
 そのような選手のあまりにも早い逝去は、無念で残念でなりません。
 
 選手、スタッフ、クラブ一同はまだ気持ちの整理ができない状況もございますが、工藤選手が宮崎に、クラブに残してくれたものを大切に引き継ぎ、精進して参りたいと思います。そして、工藤選手が信頼してくれたクラブをより良いクラブにすることで、少しでも恩返しして参りたいと思っております。

 工藤選手、テゲバジャーロ宮崎に来てくれて、力になってくれて、本当にありがとうございました」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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