度重なる問題行動に、クラブも堪忍袋の緒を切らしたのだろうか。

　三好康児が所属するロイヤル・アントワープは10月17日、元ベルギー代表のラジャ・ナインゴランをトップチームから無期限の追放処分とすることを明らかにした。

　ローマやインテルなどセリエAで活躍し、昨シーズンから母国に戻ったナインゴランだが、イタリア時代と変わらず、たびたび悪童ぶりが報じられ、先日も無免許運転での逮捕が報じられていた。

　だが、今回はピッチの上で行動が問題となった。イタリアメディアによると、先週末のスタンダール・リエージュ戦の試合前に、ベンチで電子タバコを吸ったことが発覚したのだ。
 

　これを受け、アントワープは選手と話し合ったうえで処分を決定。イタリア紙『Corriere dello Sport』は「センセーショナル」、『Tuttosport』紙は「ナインゴランがまたやらかした」と報じている。

　両紙によれば、ナインゴランはインスタグラムのストーリーで、「自分がやってしまったことを非常に申し訳なく思っている。完全に間違えていたと気づいたが、あのときはまったく考えていなかった」と投稿した。

「クラブは決定を下し、自分はそれを受け入れることしかできない。少し厳しすぎると思っているとしても、だ。いずれにしても、何かしらのかたちで自分なりに貢献していく」

　ナインゴランはアントワープで昨シーズン、リーグ戦の27試合に先発出場し、２得点・３アシストを記録。今季は12試合すべてに出場し、１得点・１アシストをマークしている。

　ただ、開幕から５試合連続で先発出場したが、その後の７試合でスタメンに名を連ねたのは２回。スタンダール戦もベンチスタートで、後半からの出場だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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