34歳ベンゼマがサッカー界の頂点に!「子どもの頃からの夢」「2人のアイドルがモチベーション」…念願の受賞に溢れる思い

2022年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「このトロフィー獲得に年齢は関係ない。ただ…」

バロンドール獲得の喜びを語るベンゼマ。(C)Getty Images

『France Football』誌主催のバロンドールの授賞式が現地10月17日にパリで開催され、レアル・マドリーに所属するカリム・ベンゼマが初受賞した。

 34歳のフランス代表FWは昨シーズン、チャンピオンズリーグとラ・リーガの得点王に輝くなど、キャリハイの活躍を披露。その2つの大会でいずれも優勝も果たし、個人賞最高の名誉獲得の大本命と目されていた。

 ベンゼマは、フランス代表とマドリーの先輩で、後者では選手と監督の間柄でもあったジネディーヌ・ジダンからトロフィーを授与されると、喜びをこう語った。クラブ公式サイトが伝えている。

「トロフィーを目の前にして大きな誇りを感じている。ハードワークし、必死に練習に取り組んだ小さい頃のことを思い出すよ。子どもの頃からの夢で、ずっとこの賞を意識してきた。ジダンとロナウド(元ブラジル代表)という2人のアイドルが、獲得に向けたモチベーションになっていた。サッカー選手なら誰もが意識する賞だ。本当に難しいが不可能ではない」

 稀代のストライカーは、「僕は得点だけでなく、ピッチで楽しみ、チームメイトをサポートすることも考えている」と言い、「これは個人賞だが、チームのための賞でもある」と強調した。
【動画】ジダンに渡され、ベンゼマがバロンドールを掲げる瞬間をチェック!
「僕にとってこれはみんなのため、全てのファンのためのバロンドールだ。その背後には多くの努力があり、非常に厳しい時期もあったが、その夢を追い続ける必要があった。フランス代表から外れた時など、最悪の時期に考えさせられることもあったが、僕は一度も努力を怠ったことはなかった」

 34歳での受賞は、1956年の元イングランド代表スタンリー・マシューズ(当時41歳)に次ぐ、最年長記録となった。

「このトロフィーを獲得するのに年齢は関係ない。ただ、30歳を過ぎてもプレーを続けるにはよほどの野心や意欲、そして多大な努力が必要だ。もっと努力し、頭の中にその点をより明確に持たなければならない。それは大きな野心を持つモチベーションになったが、何よりもまずピッチ上で楽しむ必要がある」

 怪我に苦しんでいたベンゼマは、16日に行なわれたバルセロナとの大一番で、完全復活の狼煙を上げるゴールを叩き込んだ。今後も好調を維持し続け、自身のアイドルであり、「ベンチにいても文句の言えない唯一のフォワード」と称する怪物ロナウドのような存在となれるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】圧巻のカウンター!クラシコでベンゼマが決めた先制弾

【画像】世界最高選手の称号!歴代バロンドール受賞者を振り返る

【画像】C・ロナウド、アグエロ、イブラ、ベンゼマ、ポグバ、オーバメヤンetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選&一挙紹介!

次ページ【動画】ジダンに渡され、ベンゼマがバロンドールを掲げる瞬間をチェック!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事