浦和、ACL決勝の埼スタ開催に関し経過報告。芝改修工事延期で10億円超の損害賠償が発生

2022年10月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

埼玉県からの回答を発表

ACL決勝で埼玉スタジアムを使用できない可能性が浮上。浦和が経過報告を公式サイトに掲載した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 浦和レッズは10月13日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝の試合会場に関する経過報告を公式サイトに掲載した。

 浦和はACLでグループステージを2位で突破。決勝トーナメントでは、ジョホール(マレーシア)との初戦を5-0、パトゥム・ユナイテッド(タイ)との準々決勝を4-0、全北現代モータース(韓国)との準決勝を2-2で突入したPK戦の末に制し、決勝へと駒を進めた。

 その来年2月26日に開催される決勝について、芝生改修工事の日程と重なり、埼玉スタジアム2002を使用できない可能性が浮上。浦和は施設を所有する埼玉県に対し「芝改修工事の実施時期の延期」と「芝改修工事の実施期間の短縮」を要望してきたが、13日に県からの回答を発表した。
 
 埼玉県は、芝生張り替え業者は工事着手に向け、すでに資機材や作業員の手配など、7割の準備が完了しており、現時点での工事期間の変更は業者に多大な損害を与えるとともに、同時に実施する観客席や機械設備等の他工事にも同様の影響が出ると説明した。

 そのうえで、工事を延長する場合、芝生の2年間の育苗費用として約1億5000万円、芝生張り替え工事に約2億9000万円、芝生の県立高校での利活用工事で1200万円、観客席、機械設備等の工事で約5億7000万円、計10億2200万円の損害賠償費用を請求すると報告した。

 県の回答を受けて浦和は、「現在、クラブ内で今後の対応について協議しております。今後の方針が決定次第、浦和レッズオフィシャルサイトにてお伝えさせていただきます」としている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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