「これぞ脱アジア級!」「越えられない壁の差だ」CLの“ミニ日韓戦”はソン・フンミンに軍配、と韓国メディアが激賞!

2022年10月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「なぜアジア最強のストライカーであるかを証明してみせた」

強引な突破を図るソン・フンミン(中央)を長谷部(右)が止めにかかる。韓国メディアは“ミニ日韓戦”と表現して大々的に伝えた。(C)REX/AFLO

 母国英雄のハイパフォーマンスに、さぞや韓国ファンは熱狂したことだろう。

 現地10月12日、チャンピオンズリーグのグループステージ第4節でトッテナム・ホットスパー(イングランド)は本拠地でアイントラハト・フランクフルト(ドイツ)と対戦。見事な逆転劇で3-2の勝利を収め、グループDの首位に躍り出た。

 前半14分、日本代表MF鎌田大地のゴールで先手を取られたトッテナムだったが、ここから怒涛の反攻に打って出る。まず20分に一気のカウンターから韓国代表FWソン・フンミンが鮮やかに同点弾を決めると、28分にはイングランド代表FWハリー・ケインがPKを決めて逆転に成功。極めつけは36分だった。右サイドからフワリと中央に送られたロビングクロスを、中央で待ち受けたソン・フンミンが強烈な左足ダイレクトボレーで合わせて突き放す。その後に退場者が出たフランクフルトの追撃を1点に抑えて、2試合ぶりの3ポイントを手にした。

 出色の出来を披露したソン・フンミンに賛辞を贈ったのが、韓国のファンとメディアだ。対峙したフランクフルトが鎌田、そして元日本代表DF長谷部誠を擁していたため、"ミニ日韓戦"と表現するメディアが続出。全国紙『スポーツソウル日本語版』は「韓国エースが日本人との"ミニ日韓戦"で完全勝利。結果で見せつけた『ワールドクラス』の違い」と題して、次のようにレポートした。

「これぞ『脱アジア級』であり、『ワールドクラス』だ。2ゴールを決めた後も、ソン・フンミンは次元の違うプレーを披露し続けた。後半40分にルーカス・モウラと交替するまで、放ったシュート5本をすべて枠内に飛ばし、被ファウル数も4回を記録。相手DFトゥタはソン・フンミンを止め切れず、2連続でイエローカードをもらって退場となった」

 同メディアはソン・フンミンがUEFA選定のマン・オブ・ザ・マッチに選定された事実を紹介しつつ、海外サッカーサイト『WhoScored.com』の採点で日韓3選手を比較。「ソン・フンミンに両チーム合わせて最高の評価点9.0が付与されたのに対して、鎌田は7.0、長谷部は5.6と、文字通り『越えられない壁』の差があった」と評した。
 

 加えて、ドイツ移籍専門サイト『Transfermarkt』が換算する推定移籍市場も引き合いに出して、「ソン・フンミンの市場価値は6750万ポンド(約110億円)に達する。これは全世界のサッカー選手のなかで27位に当たる数値であり、アジアでは圧倒的1位だ。日本ではDF冨安健洋(アーセナル)と鎌田が1980万ポンド(約32億円)で1位タイと、ソン・フンミンの3分の1にも満たない」と伝えている。

 そして最後に「これらは予想外の結果ではなかった」と記し、「ソン・フンミンはこの日の活躍を通じて、なぜ自分がアジア最強のストライカーであるかをはっきりと証明してみせた」と持ち上げた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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