【J1採点&寸評】川崎3-1京都|セットプレーを生かした川崎が魂の2連勝!!キッカー脇坂、ゴールの谷口、橘田らが輝く

2022年10月13日 本田健介(サッカーダイジェスト)

逆転優勝へ首位の横浜とは勝点2差に

【警告】川崎=なし 京都=川﨑(36分)、荒木(54分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】谷口彰悟(川崎)

[J1第25節]川崎3-1京都/10月12日/等々力陸上競技場
 
【川崎|採点】
スタメン)
GK
丹野研太 6.5

DF
山根視来 6
山村和也 6.5
谷口彰悟 6.5【 MAN OF THE MATCH】
登里享平 6(79分OUT)

MF
橘田健人 6.5
脇坂泰斗 6.5(79分OUT)
チャナティップ 6(62分OUT)

FW
家長昭博 6 
マルシーニョ 6.5(79分OUT)
小林 悠 6
 
途中出場)
FW
遠野大弥 6(62分IN)
DF
車屋紳太郎 ―(79分IN)
FW
宮城 天 ―(79分IN)
MF
小塚和季 ―(79分 IN)
 
監督)
鬼木 達 6.5
 
【川崎|寸評】
 奇跡の逆転優勝へ勝ち続けるしかない川崎は、ここ数試合の課題を修正するかのように序盤から球際で負けずに戦う姿勢を見せる。ミスはあったが、それでも前への姿勢を貫き続けると、セットプレーを生かして優位に立った。9分にはCKの流れから一度はボールは逆サイドに流れるも、チャナティップの左からのクロスを谷口が頭で合わせて先制ゴールをマーク。22分には左CKを山村が頭で狙い、ポストに跳ね返ったボールを橘田が押し込んだ。
 
 後半はシステムを変えた京都に押される場面もあったが、61分に右からの脇坂の技ありクロスにマルシーニョが飛び込んで3点目。70分に1点を返され、バタつく時間も短くなかったが、その後は2点のリードをしっかりキープし、前節から声援の戻ったホームで2連勝!! 首位・横浜が敗れたことで、悲願のリーグ3連覇へ残り2試合で勝点2差まで迫った。
 
 MOMは、ゴールを決め、試合終盤にもルーズボールに身体を投げ出すなど決して足を止めずに観ている者の心を熱くした橘田、プレースキッカーとして2ゴールに絡みマルシーニョのゴールもアシストした脇坂らも候補だが、貴重な先制点をもたらし、最終ラインを統率しただけでなく、気持ちのこもったオーバーラップも見せた谷口を選出。
 
 前節同様に負傷のチョン・ソンリョンに代わってゴールマウスを守った丹野はフィードのミスはあったとはいえ、後半に荻原のシュートをビッグセーブ。山村も冷静なディフェンスが光り、マルシーニョも抜け目なくゴールを決めた。
 
 小林、戦列復帰したチャナティップらもよく走った。怪我人が続き、台所事情が苦しいなかでチームをマネジメントした鬼木監督の手腕も評価されるべきだろう。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

【PHOTO】声援で選手を後押し!等々力に駆けつけた川崎フロンターレサポーター!

【動画】守備だけでなく攻撃でも頼りになるキャプテン! 谷口彰悟のヘディング弾
 

次ページ20分までにセットプレーで2失点

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