J１で２位につける川崎フロンターレは10月12日、第25節で京都サンガF.C.と対戦し、３－１の快勝。２連勝で首位横浜F・マリノスとの勝点差を２に縮めた。

　立ち上がりから主導権を握ると、９分に谷口彰悟が、チャナティップのクロスに頭で合わせてチームに勢いをもたらす先制弾。さらに22分に橘田健人、61分にマルシーニョが得点を重ね３点をリードし、70分に１失点こそしたが、最後までリードを守り切った。

　試合後、先制点を挙げた谷口は、直近の試合から声出し応援が解禁された等々力陸上競技場の雰囲気に触れ、「最高ですね、盛り上がりが。これが等々力だなというのを感じたし、苦しい時間もありましたけど、声援のおかげで頑張りきることができた。会場全体で掴み取った勝利」とサポーターに感謝を述べた。
 

　今季はあと２試合。優勝の可能性を残したが、キャプテンは「自分たちにできることは目の前の試合に勝つこと」と意気込んだ。

「とにかく、僕たちは勝って（横浜に）ジリジリとプレッシャーをかけられるように、そういう展開に持ち込みたいと思っています。自分たちを信じていれば何かを起こせると今日まで戦ってきました。僕たちは勝つことしか許されない。みんなで信じて戦いましょう」

　次節は29日にホームでヴィッセル神戸と対戦。川崎はリーグ３連覇へ向け、勝利だけを追い求める。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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