「自身のとんでもない記録を更新」55歳 三浦知良の“国立帰還”に英紙も大注目!「感動的な再会を果たした」

2022年10月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「この日1番の歓声は『キング・カズ』に向けられたものだった」

11年ぶりに国立のピッチに立ったカズ。(C)SOCCER DIGEST

 10月9日に行なわれたJFL第24節で、鈴鹿ポイントゲッターズはクリアソン新宿と、国立競技場で対戦し、1ー0で接戦をモノにした。横浜FCから期限付きで加入している三浦知良は76分から途中出場。実に11年ぶりに聖地のピッチに立つと、シュートこそなかったものの、ゴール前への飛び出しや積極的なハイプレスで勝利に貢献した。

 還暦が近付く大ベテランの躍動には、フットボールの母国も大注目だ。英紙『Daily Mail』は「現役最年長プロサッカー選手のカズヨシ・ミウラ、自身の記録を更新!55歳で日本のリーグの試合に途中出場」と見出しを打ち、こう伝えている。

「元日本代表のミウラは76分にピッチに入り、1万6218人という日本フットボールリーグの記録的な観客の前で、チームの1ー0での勝利に貢献したのである。この日1番の歓声は、来年2月に56歳になる『キング・カズ』に向けられたものだった。

 ミウラは国立競技場で行なわれた1993年のJリーグ開幕戦で、ヴェルディ川崎の選手としてプレーし、有名な同地で何度もゴールネットを揺らしてきただけに、その記録達成は感慨深いものがあった。彼はすでに60歳までプレーを続けたいと明かしており、その驚くべき偉業の達成を疑う人はほとんどいないだろう」
 
 また、『The Sun』紙も大々的に報道。「カズヨシ・ミウラが自身のとんでもない記録を更新した。『キング・カズ』のニックネームで呼ばれるこのスターは、来年2月に56歳の誕生日を迎える」と報じている。

「再建された国立競技場で、鈴鹿が新宿に1ー0で勝利した。ミウラは長いキャリアのなかで、クラブと国のために多くのゴールを決めてきたグラウンドと感動的な再会を果たした。日本フットボールリーグ史上最高の1万6218人の観衆の前で、76分からプレーしたのだ。彼は1月に兄が率いる鈴鹿に入団し、選手生活37年目のシーズンを迎えている」

 次に期待されるのは、もちろんゴールだ。カズ自身が「Jリーグ以上にハングリー精神を持ってやらないと闘えない場所」と称するJFLで、歓喜のダンスを披露し、再び世界に衝撃を与えられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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