現地時間10月９日に開催されたプレミアリーグ第10節で、冨安健洋が所属する２位のアーセナルは、10位のリバプールと本拠地エミレーツで対戦。二度追いつかれるも最後はブカヨ・サカがPKで決勝点を決め、３―２で接戦をモノにした。

　負傷で出遅れ、今シーズンはプレミアリーグで１度も先発がなかった日本代表DFは、オレクサンドル・ジンチェンコの欠場に伴い、左SBでスタメン入り。マッチアップしたモハメド・サラーを徹底マークして途中出場に追いやるなど、フル出場で難敵撃破に貢献した。

　現地メディアも、本職ではないポジションで見せた上々のパフォーマンスに高評価。『The Sun』紙は採点記事で「８点」を付与し、ミケル・アルテタ監督がジンチェンコのバックアッパーだったキーラン・ティアニーではなく、日本代表DFを起用したのも頷けると記した。

「サラーを黙らせ、アルテタがティアニーではなく、この日本人を先発させるという大胆な選択を正当化した。他の対戦相手に対してはもっと攻撃的な姿勢を見せなければならないが、（ガブリエウ）マルチネッリが前で飛躍していたため、今日はその必要がなかった」
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　また、『Squawka』も同様に「８点」を付け、「なんてパフォーマンスだ！」と絶賛した。

「（テニスの）ウインブルドンでデイビッド・ベッカムがポケットチーフを使ったように、サラーを巧みに操り、きっちりと遠ざけた。このエジプト人は危険な存在とはなり得ず、最終的には（監督のユルゲン）クロップによって退場させられた。これほど静かな午後はそうない。それは主にトミヤスによって余儀なくされたものだ」

　世界を代表するストライカー相手に、大きなインパクトを残した冨安。レギュラー定着が大いに期待できる活躍だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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