「インテンシティも戦術もアイデアもない」元バルサMFがクーマン前監督を酷評!「15歳のように扱われた」

2022年10月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「試合への準備をしていなかった」

就任2年目の途中にバルサの指揮官を解任されたクーマン。(C)Getty Images

 冷遇されただけに、恨み節も驚くことではないかもしれない。

 元バルセロナのミラレム・ピャニッチが、スペイン・メディアでロナルド・クーマン前監督の手腕を酷評した。米スポーツチャンネル『ESPN』が報じている。

 ピャニッチは2020-21シーズンにユベントスからバルセロナに移籍。同シーズンから指揮を執ったクーマン監督の下で、ラ・リーガ先発出場6試合と思うようにピッチに立てなかった。

 シーズン後、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFはベジクタシュにレンタル移籍。クーマン監督は2年目のシーズン序盤に成績不振から解任された。その後を継いだのがシャビ現監督だ。
 
 今シーズン、ピャニッチはシャビ体制となったバルセロナに復帰。だが、リーガ開幕から4試合ベンチに座ったままプレーすることなく、9月に入って契約を解消。シャールジャ(UAE)に加入した。

 ESPNによると、ピャニッチは10月7日にスペイン『Cadena Ser』で「クーマンの練習はとても驚いた」と話している。

「インテンシティも戦術も、アイデアもなかった。試合への準備をしていなかった」

 さらに、ピャニッチは「シャビになって準備と練習は良くなった。例えば、僕らがすべてに勝ったユベントスで慣れていたものに似ていた」と続けている。

「今のバルサの練習はインテンシティがすごい。シャビと彼のスタッフはシーズン最初から僕たちに対してとても明確だった。今年をどうしなければいけないか、全速力でやらなければいけないと話していた。今のバルセロナの練習は、毎日が試合みたいだ。チームのクオリティとインテンシティがすごいからね」

 ピャニッチはベジクタシュにレンタル移籍した直後にも、スペイン紙『Marca』のインタビューで「クーマンは僕に対して敬意を欠いた」と、オランダ人指揮官を批判していた。

「決して僕と話さなかった。僕はどんなことも受け入れられる選手だけど、15歳のように扱われるのではなく、面と向かって言ってもらいたい」

 クーマン監督は来月開幕するカタール・ワールドカップ後、2023年からオランダ代表の指揮を執ることが決まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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