「ホワイトはファンタスティック、学ぶ必要がある」冨安健洋が英代表DFとの定位置争いに言及!「今の自分はトップパフォーマンスじゃない」

2022年10月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「リバプールを倒す準備はできている」

ELボデ/グリムト戦でフル出場を果たした冨安。(C)Getty Images

 失った定位置を取り戻すには、ライバルをリスペクトしつつ、手にした機会を活用するしかない。

 アーセナルの冨安健洋は10月6日、ヨーロッパリーグ・グループステージ第3節のボデ/グリムト戦で先発フル出場を果たし、3-0の快勝に貢献した。右SBで先発し、終盤は左SBにスイッチ。堅実なパフォーマンスは複数のメディアから高く評価されている。

 ただ、冨安がスタメンに名を連ねたのは、これが今シーズン2回目だ。昨季後半戦をケガで棒に振り、今季も開幕に間に合わなかった日本代表DFは、CBが本職のイングランド代表ベン・ホワイトに右SBのレギュラーの座を明け渡している。

 それでも、『Evening Standard』によると、冨安は「試合に出るのがどの大会かは自分にとって重要じゃない。ヨーロッパリーグだろうがカップ戦だろうが、ピッチでチームの助けになりたい」と述べた。

「ポジションを取り戻したいのなら、もっともっと良くならなければいけない。今は自分の本当にトップパフォーマンスじゃない。だから、自分のパフォーマンスには満足していない」

「アーセナルのようなビッグクラブでプレーしていれば、いつも他選手との競争がある。競争は自分を大きく向上させてくれるものだ。正直、今の彼(ホワイト)はとてもうまくやっている。ファンタスティックだ。練習でも彼から多くを学ぶ必要がある」
 
 プレミアリーグで首位に立つアーセナルは、9日の次節でリバプールとのビッグマッチを迎える。ユルゲン・クロップ監督のチームは今季苦戦しているが、冨安は「リバプールはそれでもリバプールだ。簡単な試合にならないことは確かだろうね」と話した。

「全員がチームを助ける必要がある。でも、僕らは昨季よりずっと良くなった。彼らを倒せるという自信がある。恐れはないよ。僕らは6万のサポーターを支えにホームで戦うんだ。3ポイントを目ざし、勝ち取る必要がある」

 カタール・ワールドカップが11月に開幕する今シーズンは異例の日程で進められる。冨安は「正直、ロッカールームの雰囲気はとても良い」と続けた。

「僕たちには自信があり、今は首位に立っている。リバプールを倒す準備はできているよ。ワールドカップまで10月は試合がたくさんある。だから全員が試合に出てチームを助ける準備をしておかなければいけない」

 冨安とホワイトが切磋琢磨し、チーム全体でも互いを高め合って悲願の復権を目指しているアーセナル。日本代表DFとミケル・アルテタ監督率いる名門からは、今後も目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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