「ビッグサプライズだ」J2甲府の天皇杯決勝進出に、海外メディア驚嘆! J1・4クラブ撃破の快挙に賛辞「彼らの実力を証明している」

2022年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

‟さらなるサプライズ”に期待も

宮崎(ピンクのビブス)の決勝点で鹿島を下す番狂わせを演じた甲府イレブン。写真:徳原隆元

 10月5日に行なわれた天皇杯準決勝でJ2のヴァンフォーレ甲府はJ1の鹿島アントラーズと対戦。FW宮崎純真のゴールを守り切って1-0で勝利し、決勝進出を決めた。

 3回戦でコンサドーレ札幌(3-1)、4回戦でサガン鳥栖(3-1)、さらに準々決勝でアビスパ福岡(2-1)を破ったのに続き、J1クラブを4試合連続で撃破して掴んだファイナル行き。この快挙は、アジアにも伝わっている。

 インドネシアの大手メディア『ANTARA NEWS』は「彼らは世間と鹿島を驚かせた」と
賛辞を贈った。

「水曜日に行なわれた天皇杯準決勝で、甲府はJ1の鹿島アントラーズを下すというサプライズを起こした。クラブにとっては快挙であり、信じられないほどに粘り強い力でここまで勝ち上がって来れたことが、彼らの実力を証明している。もし甲府が優勝すれば、来シーズンはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)への出場権が与えられる。そうなれば、J2からACLに参加するというさらなるサプライズをもたらすのだ」
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 また、同じくインドネシアの『indosport』は「シンガポール元代表監督が、甲府を天皇杯決勝に導いた」と吉田達磨監督の手腕を称賛している。

「J2リーグクラブによる、ビッグサプライズだ。彼らが参加した天皇杯はJ1リーグ18チームを含む全国の計88チームが参加した。そんななか、東京ヴェルディが川崎フロンターレを下すという現実離れした結果をさらに上回る、驚くべき出来事が起きた。甲府はJ1クラブに4連勝という勢いのまま、決勝への切符を手に入れた。かつてシンガポールの代表を率いた吉田監督は、母国で大きな仕事を成し遂げようとしている」

 もう一つの準決勝では、サンフレッチェ広島が延長戦の末に京都サンガを2-1で下し、決勝に駒を進めた。10月16日に日産スタジアムで行われる決勝で、甲府は偉業を成し遂げられるか。海外からも注目が集まる一戦となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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