釜本邦茂氏が、小学生を熱血指導! 「KAMAMOTO Football Festival in 仙台」レポート

2022年09月29日 高校・ユース・その他

9月4日、宮城県仙台市、アディダススポーツパークで開催された。

熱い言葉とプレーで終始指導していた釜本さん。溢れ出る情熱は親御さんにも届いただろう。●塚本凛平(本誌写真部)

サッカー界のレジェンド 釜本邦茂氏による、小学生を対象としたサッカー教室
「KAMAMOTO Football Festival」が9月4日、宮城県仙台市で開催された。
元日本代表MF本田泰人氏もサポートに駆けつけたイベントをレポートする。

協力●ヒロスポーツ、錦エステート株式会社、宮城教育大学
写真●塚本凛平(本誌写真部)


  株式会社スリーボンドは社会・地域貢献活動の一環として、サッカー教室「KAMAMOTO Football Festival」を主催している。2017年から釜本邦茂さんと一緒に全国を回っており、今年は4会場で開催を予定。その3回目が、仙台市内で行なわれた。
  時折小雨が降り少し肌寒い日だったが、集まった小学1年生から6年生はみんな元気いっぱい。開会式で「メキシコオリンピック(1968年)で7得点を挙げて得点王になりました」と紹介された釜本さんの話に子どもたちは真剣に聞き入っていた。
 最初はセンターサークルに子どもたちを集め、「止める、蹴る、運ぶを前もって考えて、考えと釜本さんが基本の重要性を説くと、リフティング、パス&ゴーなど基本技術の練習を行なった。シュートで使うキックの練習で釜本さんは「蹴りやすいところにボールを止めて、軸足のつま先を蹴る方向に向けよう。そして足の甲の中心にボールを当てるんだ」と正確に蹴るコツを伝授。子どもたちは徐々に狙ったところにボールを蹴れるようになった。
  特別講師の本田泰人さんがシュートの実演で正確なシュートをゴールに突き刺すと子どもたちから歓声が上がった。その後各学年ごとのリフティング大会で上位の小学生が、本田さんと大学生のチームとスペシャルマッチを行なった。
 本田さんは現役時代さながらのボール奪取や、見事なシュートを決めるなどプロの技を惜しげもなく披露。子どもたちは大人たちからゴールを奪おうと目を輝かせながらボールを追いかけた。 楽しい4時間はあっという間に過ぎ、閉会式で釜本さんは「日本代表やヨーロッパで活躍する選手を目指して頑張ってほしい」と子どもたちを激励。本田さんも「練習を繰り返すとうまくなりますよ」と練習の積み重ねの大切さを説いた。元日本代表講師陣の教えを受けた子どもたちが世界で活躍することを期待したい。 
 釜本さんが全国を巡るこの企画は、次回、 10月に大分で開催が予定されている。

 


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