SDGsって何? SC相模原のトップ&U-15の選手たちが地球の未来について学ぶ

2022年09月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

クイズ形式でSDGsを楽しく学ぶ

SC相模原の選手たちがブックオフSDGsセミナーを受講した

 9月14日(水)、相模原市内のブックオフグループホールディングス株式会社の本社にて「ブックオフSDGsセミナー」が開催された。

 国連総会でSDGsが採択された9月25日のJ3リーグ公式戦「SDGs DAY」のメインスポンサーを務めるブックオフが、「SGDsを楽しみながら知る」をテーマにした取り組みの一環として行なわれたもの。

 ブックオフの広報・SDGs推進室ブランドコーディネーター担当の矢野美沙子さんが講師を務め、クイズ形式でリユースの大切さや食品ロス対策、モノの寿命を延ばすための取り組みを紹介。和気あいあいとした雰囲気で、SDGsの大切さや身近さを学んだ。

 セミナーには、中学生年代のSC相模原ジュニアユースの24名が参加した。「SDGs」という言葉については知っていたものの、しっかりと学ぶのは初めてという選手がほとんどだった。

 岡野伶音選手が印象に残ったのは、人間が消費する生物資源の量が、地球が1年に再生できる生物資源の量を越える日である「アースオーバーシュートデー」。「リユースに関してはすぐにでも始められるので、普段から意識して生活していきたいです」と話した。

 圓谷昊生選手は「シャワーを浴びる時間を短くする、こまめに電気を消す、冷房の温度を下げすぎないといったことを日常生活から心掛けたいです」と普段の生活からSDGsができるということを自覚した様子だった。

 講義の最後には、矢野さんより「捨てない世界をみんなで実現してほしい」というメッセージが伝えられた。
 
 また同セミナーには、トップチームからMF藤野心魂、GK川島康暉、FW浮田健誠、MF安藤翼の4名も参加した。

 ブックオフにちなんで、選手たちが使わなくなった私物を持参し、その場で査定・買取をするリユース体験企画も行なわれた。セミナー終了後の買取価格の発表タイムでは「いくらになるのか」と会場中が固唾を飲んで見守った。

 出品物の中で最高額となったのは藤野が出品した「ニンテンドー3DS LL」の4800円だった。査定担当者は「ポケモン限定版で人気が高い商品ということもあり、かなりの買取価格になりました」と説明した。

 藤野はチーム最年少の17歳。今シーズンからトップチームに登録されて、Y.S.C.C.横浜戦(24節)でJリーグ公式戦デビューを果たしたばかり。4800円という買取価格については「高校生なので、ちょっと惜しい気がしますが、試合に出て足で稼ぎたい」と笑顔を見せた。

 9月25日のヴァンラーレ八戸戦(26節)では、SDGsや3R(リユース、リサイクル、リデュース)をクイズやぬりえで楽しく学べるコーナーをはじめ、スポーツ用品の買取、販売ブース、ブックオフのサステナブルな取り組みの紹介や、ブックオフで販売しているフードロス飲料の無料配布(数量限定)が行なわれる。SC相模原のSDGs活動を支援する不用品回収ボックス「キモチと。」も設置される。

 左足からの強烈なシュートでゴールが期待される浮田は「初めて観に来てくれる方や、いろいろな層のお客さんが来てくれると思うので、試合もそうですけど、相模原でのイベントを通して『今日は来てよかった』と思ってもらえるような試合と雰囲気を作っていけたらと思います」と抱負を語った。

 地球の未来を守るために、1人1人ができることを――。SC相模原とブックオフは、それぞれの立場からSDGsについてアクションしていく。

取材・文=北健一郎、舞野隼大(SC相模原オフィシャルライター)

「SDGs DAY」開催概要
【日程】
2022明治安田生命J3リーグ第26節
SC相模原 vs ヴァンラーレ八戸
2022年9月25日(日)14:00 キックオフ
【会場】
相模原ギオンスタジアム
 
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