現地時間９月23日、ネーションズリーグのグループAの第５節が行なわれ、ハンガリーがドイツを１－０で破り、グループ１位に浮上した。

　来たるカタール・ワールドカップでは日本とも対戦するドイツ。ハンジ・フリック監督に交代してから公式戦で初黒星をつけたハンガリーには驚きと称賛の声が上がっている。

　だが、敵地に乗り込んだハンガリーを襲ったサポーターの"暴挙"に批判が高まっている。問題のシーンはハンガリーがリードして迎えた35分。CKを獲得し、FWドミニク・ショボスライが、ボールをセットした後に起きた。
【ハイライト動画】ハンガリーがドイツを打ち負かす！ 被害を受けたショボスライのお膳立てが決勝点に

　ハンガリーメディア『Nemzeti Sport』によれば、「RBライプツィヒのレッドブル・アリーナに集まった観客は、スポットに足を運んだショボスライに様々なものを投げつけた。ビールのパイントグラスやプラスチックの破片、紙飛行機などを次々に投げ込み、丸めた紙くずが、ショボスライの後頭部に直撃して芝に落ちた」という。

　主審が一時プレーを止め、場内にはサポーターの行動を諫めるアナウンスが流れたようだ。その後、試合は再開されたが、その場に居合わせたUEFA（欧州サッカー連盟）による調査対象となり、該当サポーターはヒアリングの末に罰則対象となる可能性が高いという。

　独メディア『ZDF』は「ドイツはこの敗北でグループ２位以下が確定し、ファイナル４進出を逃す結果となった。選手に当たったのが紙くずでなかったらどうなっていたか？ ただでさえみじめな夜であるのに、ファンがその恥を上塗りしている。品位を落としている！」と痛烈に批判している。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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