イタリアのレジェンドがついに母国クラブを指揮! カンナバーロがセリエBベネベントの監督に就任

2022年09月22日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

アジア以外での指揮は初めて

セリエBのべネベントの監督に就任したカンナバーロ。(C)Getty Images

 選手時代に頂点を極めた男が監督としてついに母国に帰還した。

 セリエBのベネベントは現地時間9月21日、新監督に元イタリア代表DFのファビオ・カンナバーロ(49歳)の就任を発表した。

 周知の通り、カンナバーロは選手時代に一時代を築いた名CBだ。1991年にナポリでプロキャリアをスタートさせると、その後はパルマ、インテル、ユベントス、レアル・マドリーと、多くのトップクラブでプレーした。

 イタリア代表としても同国歴代2位の136キャップを誇り、キャプテンとして臨んだ2006年のドイツ・ワールドカップでは見事に優勝。同年にはバロンドールを受賞している。
 
 文字通りの頂点を極めたカンナバーロは、2011年にアル・アハリ(UAE)で現役生活にピリオドを打つと、その後は同クラブでアドバイザーやアシスタントコーチを務めた。

 その後、14年に中国の広州恒大(現・広州FC)で監督キャリアをスタートさせると、15~16年にアル・ナスル(サウジアラビア)、16~17年に天津権健(中国)、17~21年には再び広州恒大と、アジアのクラブの監督を歴任。ただ、昨年9月に親会社の経営破綻を受けて広州FCの指揮官を退任して以降はフリーとなっていた。

 そして、この度、開幕6試合でわずか2勝に終わり、9月20日にファビオ・カセルタを解任したベネベントの監督に就任。初めて母国で指揮を執ることになった。

 現在のセリエBには、ほかにもフィリッポ・インザーギ(レッジーナ)やファビオ・グロッソ(フロジノーネ)が監督を務めており、06年W杯の優勝メンバー同士の対決にも注目が集まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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