「バカげてる。理解できない」不振のユベントス、主将の振る舞いに痛烈批判!「ボヌッチがリーダーだったことはない、今後もだ」

2022年09月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「完全な無秩序になっている」

試合後の行為が批判を浴びているユベントスのボヌッチ。(C)Getty Images

 9月に入って白星がないユベントスは、深刻な不振で批判の嵐にさらされ、マッシミリアーノ・アッレーグリ監督の進退が騒がれている。

 セリエA前節では、それまで白星がなかった最下位の昇格組モンツァに0-1で敗北。試合後、主将レオナルド・ボヌッチが率いるチームは、ゴール裏から激しいブーイングを浴びせられた。

 これを受け、ユベントスのウルトラス「Curva Sud Juventus」が非難している。9月20日、SNSに投稿した声明で、同ウルトラスは「笑ってしまう理解できない光景を目にしている。リーダーと名乗るが犠牲者かのように振る舞っている者が企てたバカげた光景というべきか」と批判した。

「ボヌッチがリーダーだったことはない。今後も決してない。インテルでも、トレビーゾでも、ピサでも、バーリでも、ミランでも、もちろんユベントスでも。そして彼のように、彼の周りの者たちもだ」

 さらに、ウルトラスは「全般的に混乱するこの特殊な時期、完全な無秩序になっている」と続けた。

「望む者が順番にそれぞれリーダーと名乗りをあげている。それだけのカリスマ性を持っておらず、以前から環境を知る人々から認められてもいないのに、だ。序列が存在するのなら、その理由がある。優れた兵士が優れた指揮官とは限らない」

「プロの選手たちをいけにえのように引き連れ、ブーイングや罵声を浴びせるゴール裏のサポーターを見つめ、開幕から1か月での抗議活動を正当化…単純に、バカげている。その結果は、ネガティブな感情や犠牲者精神ばかりの弱いグループとするほかにならない。特にこのレベルでのチームスポーツにおいて必要なことの正反対だ。無能な監督やトレーナー、幹部よりもチームやチームメートに害を与えている」
 

 さらに、Curva Sud Juventusは「真のウルトラスの役割は、可能である限りチームを支えることだ。抗議や言い訳をする時間は閉幕後にある。あるいは、内部からの介入でなければいけない」とも主張している。

「言うべきことがあれば、我々はこれまでのように練習場で目を見ながら言う。ピッチで対戦相手の前でブーイングと罵声を浴びせ、我々や自分たちを弱くて愚かに見せたりはしない」

「ユベントスのユニホームを着る者が頭を下げる相手は、メディアを含めた全員ではなく、ユベントスの人々に対してだけだ。最後に、無能な幹部と会長だけが負うべき責任を君らは負うな」

 チームに先導して抗議を甘んじて受け入れる姿勢を見せたボヌッチ、サポートよりも性急な抗議活動に及んだ一部のファン、現状を招いたクラブと、多岐にわたって批判する声明だ。

 ポール・ポグバが復帰し、アンヘル・ディ・マリアを獲得して、今シーズンこそ国内での復権とチャンピオンズリーグでの躍進を目指して開幕を迎えたものの、いきなり苦境に立たされたユベントス。アッレーグリとチームは、この事態を打開できるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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