【日本代表】“国内組”酒井宏樹が語った久々の欧州遠征での移動の辛さ「本当にきつかった」

2022年09月21日 本田健介(サッカーダイジェスト)

まずはアメリカ戦、エクアドル戦を意識

久々に活動に参加している酒井。どんなプレーを見せてくれるか注目だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 11月にカタール・ワールドカップを控え、ドイツ遠征を行なっている森保ジャパンは、9月20日、現地で2日目のトレーニングを行なった。

 これまでドイツやフランスで活躍し、昨夏に浦和への移籍で日本復帰を果たした酒井宏樹にとっては久々の欧州遠征だ。"国内組"として臨んでみると、辛さもあったようだ。

「移動が本当ににきつかったです。今日やってみて動かなったです。でもきついことをやることで、試合で動けるようになる。練習はそのためのものです。でも相手が(三笘)薫だったのでそこもきつかった」

 笑いを誘うように語った酒井は、それでも「良い選手とやると自分のコンディションも上がるので、今日も良いことしかなかったです」とトレーニングを振り返る。
 
 怪我の影響もあって久々の代表活動となる。最終ラインでの確認事項は"復習"を含めた面もあるようだ。

「アップデートも含めて復習というところが多いと思います。(吉田)麻也くんとの関係性、トミ(冨安健洋)との関係性もそうです。前後する人たちとの関係性、クロスが上がるタイミングで、お互いが何も考えずに良いポジショニングを取れていれば、それだけで後手を踏みません。声は出すけど味方がどこにいるのかと確認しなくても済むような関係性というのを作れれば。本当に細かいところの積み重ねだと思います」

 今遠征では9月23日にはアメリカ戦(現地時間:14時25分/日本時間:21時25分)、同27日にはエクアドル戦(現地時間:13時55分/日本時間:20時55分)を控える。

 2か月後に迫ったワールドカップではなく、酒井はまずこの2戦に目を向ける。

「今、(ワールドカップ)初戦に向けては何もないと思います。まずは2試合(アメリカ戦、エクアドル戦)に向けてどうアプローチをできるか。そこから(ワールドカップの)第1戦に向けただと思います」

 経験豊富な右SBがピッチでどんなプレーを見せてくれるのか注目だ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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