「滑稽で現実ではないかのよう」中島翔哉の“15秒レッド”に海外反響「サッカー史で最悪のデビューか」

2022年09月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「相手への謝罪は、信じられないという笑みに変わった」

投入直後のタックルでまさかの一発退場となった中島。(C)Getty Images

 本拠地デビュー戦での投入直後の退場劇は、世界的にもインパクトが大きかった。

 今夏に、ポルトからアンタルヤスポルに移籍した中島翔哉は、9月17日に行われたアダナ・デミルスポル戦でホームデビューを飾った。だが周知のように、途中出場してすぐに退場を命じられている。

 チームが0-1とビハインドを背負っていた59分に投入された中島は、敵陣の左サイドでボールを持った相手にプレッシャーをかけると、スライディングタックルでボール奪取を試みた。だが、これが相手の足に入ってしまう。

 主審は当初、中島にイエローカードを出したものの、ビデオアシスタントレフェリーの介入でオンフィールドレビューした結果、レッドカードに判定を変更。中島のホームデビュー戦は、わずか15秒で終わってしまった。
 
 前代未聞の"お披露目"は、世界中で拡散された。サッカーサイト『90min』のイタリア版も、9月19日に「新しい国、新しい街での新しいユニホームでのデビューは、いつだって特別な味わいだ。たいしたことがなくても、なかなか消し去られることはない思い出だ。新しいステージの始まりであり、サポーターに第一印象を与える」と報じた。

「だから、良い思い出を残そうとするのに、あるいは少なくとも悪い思い出にはしないようにするものだ。だが、ショウヤ・ナカジマに起きたことは滑稽で現実ではないかのようだった」

「相手への謝罪は、信じられないという笑みに変わった。ナカジマは非現実的な2分間でピッチを去ることを余儀なくされた」

同メディアは、「デビューがうまくいかないことはある。特別なことが何もないこともある。うまくいったり、最高のものとなることもある。だが、たった20秒しか続かないことはなかなかない」と締めくくった。

「これはサッカーの歴史で最悪のデビューだろうか?」

最悪のデビューだったかは分からない。中島にとって、この上なく厳しい出だしになったのは確かだ。だが、サッカーの世界は一瞬ですべてが変わることもある。ピッチに戻ってきたとき、中島が好パフォーマンスで悪夢のデビュー戦を払しょくできることを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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