【日本代表】森保一監督が前日に迫ったアメリカ戦へシステムに関して言及。選択するのは4-2-3-1か4-3-3か

2022年09月22日 本田健介(サッカーダイジェスト)

ベースを変えないことを強調

アメリカ戦を前日に控え、会見に臨んだ森保監督。意気込みを語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 11月のカタール・ワールドカップに向けてドイツ遠征を行なっている日本代表は、9月23日にアメリカと強化試合を行なう(現地時間:14時25分/日本時間:21時25分キックオフ)。

 その一戦を前に森保一監督が会見に臨んだ。同27日には現地でエクアドル戦(現地時間:13時55分/日本時間:20時55分)も控えるなか、この2連戦は森保ジャパンにとって、ワールドカップ本大会へ非常に貴重な準備の場となる。

 アメリカ戦へ向けて森保監督は次のように意気込みを語った。

「明日のアメリカ戦はワールドカップに向けて良い準備になるように臨みたいです。ただしワールドカップに向けての準備に親善試合としても、目の前の一戦に勝利を目指して戦うことをこれまで通りできるように、そしてワールドカップへ良い戦いをできるように、積み上げられるように、頑張りたいです」
 
 20日のトレーニングでは好調な鎌田大地をトップ下に組み込んだ4-2-3-1を試したが、指揮官はフォメーションについても言及。

「これから親善試合、ワールドカップに臨むにあたって4-1-4-1(4-3-3)、4-2-3-1、そして6月のガーナ戦の終盤には3バックを試した部分はオプションとして持っておきたいです。明日の試合については練習で最終的に詰めて決めていきたいですが、4-2-3-1か4-3-3(4-1-4-1)で臨みたいと思います」

 トップ下を置くことのメリットに関しては「(どちらも)1トップで変わらないかもしれませんが、トップ下を置くことで、守備から攻撃に移る、ボールを握った時に起点になるところを増やすという意味では、良い守備から良い攻撃に移る時のバリエーションを増やせるかなと思います。明日の試合ではそういうところを見ていきたいです」と説明した。

 そして強調したのはベースを変えないこと。

「目の前の対戦相手は変わっていきますので、チームのベースのコンセプトを軸にしながら、対戦相手と我々を噛み合わせた時の相手の良さを消すこと、相手のウィークを突くことをやっていきたいです。

 相手あっての試合なので勝つためにやりたいですし、ワールドカップ仕様に走りすぎて自分たちが築いてきたべースを失わないように、ベースがありながら世界の戦いに向けていけるように変化をしていきたいです」

 アメリカ戦ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか注目だ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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