「落ち度があると言われても仕方ない」横浜対福岡で西村拓真が負傷した場面、ノーファウルに家本元審判員、今野泰幸とも“レッド相当”を主張。審判側の事情も…

2022年09月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

足首を踏まれて、その後に負傷交代

西村が相手選手のチャージを受けて負傷交代。ジャッジはノーファールだったが…。写真:滝川敏之

 DAZNの配信番組『Jリーグ ジャッジリプレイ』で、9月10日に日産スタジアムで行なわれたJ1第29節、横浜F・マリノス対アビスパ福岡で、横浜の西村拓真が負傷したシーンが取り上げられた。ゲスト出演した元国際審判員の家本政明氏、元日本代表MF今野泰幸(南葛SC)らが議論を交わした。

 問題のシーンは6分。左サイドで横浜のエウベルからパスを受けた西村が、リターンパスを出す。直後、福岡の奈良竜樹から足首を踏まれる形でチャージを受ける。主審は転倒したままの西村に気づきプレーを止めたものの、VARの介入はなくノーファウルの判定で試合を再開。西村はプレーを続けたが、24分に途中交代した。

 審判の判定は正しかったのか。今野は「流れを見ているだけだと正直分からないところがあるが、スローで見ると明らかに足首に行っている。しかも、奈良選手の全体重が足首に乗っちゃっているので、VARがあるのならばレッドカードでおかしくないのでは」として、"100パーセント、レッドカード"と見解を示した。
 
 また、家本氏は前提として、このプレーを事前に知って見るとインパクトが変わる点を挙げたうえで、国際的な安全面の配慮重視の流れから「レフェリー側に落ち度があると言われても仕方ない」と"80パーセント、レッドカード"を主張する。

 ただ、レフェリーサイドの事情として、西村の受傷がリターン後だったため、レフェリー視線が西村でなくパスの受け手に行く点を挙げた。「視野をフォーカスから少し広げている最中なので、どうしても認識がぼけてしまう」と説明。また、奈良のアプローチが長くなかったため、西村へのコンタクトが強く見えにくかった点も指摘した。

 その上で、100パーセント、レッドカードとは判断しにくいが、VARが主審に映像を見せるべきだったと述べた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「どうしても認識がぼけてしまう」家本氏や今野らが西村受傷シーンに見解

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