トップ下で初先発の久保建英、古巣の厳しいマークで見せ場作れず悔しいHT交代…ソシエダは19位ヘタフェに今季初勝利を献上

2022年09月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半のPKをGKレミロがストップ

古巣のヘタフェから厳しいマークを受けた久保。(C)Getty Images

 現地時間9月11日に開催されたラ・リーガ第5節で、久保建英が所属するレアル・ソシエダは、まだ今シーズン勝利がない(1分け3敗)ヘタフェと敵地で対戦した。

 2020-21シーズンの後半戦にレンタルでプレーした古巣との一戦で、久保は躍動した3日前のヨーロッパリーグ(EL)マンチェスター・ユナイテッド戦に続き、2試合連続のスタメン出場を果たした。

 1―0で歴史的勝利を挙げたそのユナイテッド戦から中2日ということもあり、シルバがベンチスタートとなったソシエダは、久保が先発では初めてトップ下に入る。

 立ち上がりから押し込まれたソシエダは、パチェコがマジョラルを倒して開始12分にPKのピンチを迎えるも、マジョラルのキックをGKレミロがストップ。大ピンチを凌ぐ。

 久保は何度かドリブルで仕掛けるも、警戒する相手に潰される。シルバとメンデスが不在ということもあり、連係した崩しも披露できず。守備では果敢にプレスを掛け、ヘタフェに同時加入したアレニャからボールを奪うシーンもあった。

42分には、右サイドからのクロスに飛び込み、敵DFスアレスと絡んで倒れるも、ノーファウル。不満そうな表情を見せた。

 迎えた前半アディショナルタイム5分、ソシエダはエネス・ウナルに豪快なFKを叩まれ、先制を許す。

【関連動画】久保がユナイテッド戦で披露した、2人を抜き去って鋭いクロス&PK奪取に繋がる秀逸パス

 1点ビハインドでハーフタイムを迎えたアウェーチームは、後半頭から久保とトゥリエンテスに代えて、シルバとメンデスを投入。中2日の試合で疲労も考慮されたのだろうが、悔しい早期交代となった。

 48分にアレニャの鋭い左足のシュートでリードを広げられたソシエダは、その2分後に1点を返す。FWサディクの負傷で38分から途中出場していたチョが左サイドから上げたクロスに、メンデスがヘッドで合わせて、ネットを揺らした。

 その後も押し込む展開となるが、なかなか2点目が奪えず、このまま1-2で終了。ヘタフェに初勝利を献上している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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