「信じられないほどのフラストレーション」中山雄太の“幻のゴール”にリーグが異例の声明! ゴールラインテクノロジー不具合で「大変な懸念」

2022年09月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「どうして彼らが見られなかったのか分からない」

同点ゴールが取り消され、思わず頭を抱えた中山。(C)Getty Images

 ハダースフィールドの怒りを受け、リーグも遺憾の意を表した。

 イングランド・チャンピオンシップ(2部)は9月5日、前日のリーグ戦で起きたゴールラインテクノロジーの不備について、声明で「フラストレーション」と「懸念」を表明している。

 4日に行われたハダースフィールド対ブラックプールの一戦では、1点を追っていたホームチームが後半に同点弾を決めたかに思われた。CKに中山雄太が頭で合わせ、相手GKが弾いたこぼれ球を押し込んだのだ。

 ラインを割ったことで、中山やチームメイトは得点を喜んだ。だが、プレーは続行。中山は驚き、頭を抱えて自陣に向かった。英国メディアによれば、「ゴールラインテクノロジーの不具合」だったという。主審にゴールラインを割ったシグナルが届かなかったようだ。

『YorkshireLive』によると、チームメイトのジャック・ルドニは「ラインを割ったのは誰でも見ることがきた。どうして彼らが見られなかったのか分からない」と、不満をうかがわせた。

【動画】中山雄太はゴールを確信して喜ぶも…「明らかな得点」が取り消しになったシーン
 同メディアによれば、リーグ側は「技術の失敗がピッチで繰り広げられたファンタスティックな週末に影を落としたことに、EFLは信じられないほどにフラストレーションを感じている」と発表している。

「技術は審判団が決定を下すプロセスを支えるためにあり、このようなかたちでそれができなかったことは大変な懸念。主審の判断が最終決定であり、試合結果は変わらないことを明確にする」

 ハダースフィールドはそのまま0-1で敗れた。中山はもちろん、チームとクラブにも納得できない事態だ。だが、ルドニは「僕たちにできるのは再び団結し、次の試合に向かうことだけだ」と話した。

 7試合を消化して1勝のハダースフィールドは、4ポイントで24チーム23位と苦境にある。今回の怒りを結果に結びつけ、シーズンを好転させることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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