欧州主要リーグの移籍市場がクローズする９月１日まで、あと１日となった。

　最も動向が注目されているのが、チャンピオンズリーグに出場するクラブへの移籍を望み、７月に退団を直訴したとされているマンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウドだ。だが、新天地候補があがっては消え、現在はナポリへ売り込みをかけているようだが、交渉がまとまる可能性は高くないだろう。

　残留となれば、それを喜ばないチームメイトもいるようだ。英メディア『SPORT BIBLE』は８月29日、米国の大手メディア『ESPN』の情報を基に、「マンチェスター・ユナイテッドのチームメイトは、クリスティアーノ・ロナウドを『苦痛』だと感じている」と題した記事を掲載。次のように伝えている。
 

「過去に、ロナウドが与えてきたポジティブな影響を考えると、彼がクラブを離れたいと思っている事実を知るのは、チームメイトにとって壊滅的だっただろう。しかし、彼の現在の同僚にはこれは当てはまらず、７月に移籍の要求があった時、彼らはそれほど動揺していなかったようだ」

　記事は、「ESPNによれば、チームメイトのほとんどは、彼がチームを助けるスーパースターではなく、うっとうしい存在だと感じているため、この（退団直訴の）ニュースは『喜び』をもって受け入れられた」と綴り、こう続けている。

「（ESPNの）新しいレポートは、ユナイテッドの一部選手が元レアル・マドリーのスターにうんざりし始めているという以前の主張を裏付けているようだ」

　ベンチスタートが続き、アンタッチャブルな存在ではなくなっているロナウド。ロッカールームでの求心力も失っているのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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