札幌がJ1残留へ向け決意表明! ペトロヴィッチ監督の続投を明言「選手からこれだけの信頼・信望を受けられる監督はミシャだけ」

2022年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

6勝10分10敗でリーグ13位と低迷

札幌がチームの現状について声明を発表。ペトロヴィッチ監督の続投を明言した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 北海道コンサドーレ札幌は8月28日、「サポーターの皆さまへ」と題した声明を発表。成績不振が続くなかで、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の続投を明言した。

 札幌は現在、J1リーグ26試合終了時点で、6勝10分10敗の13位と低迷。直近8試合で勝利したのは、7日の24節・湘南ベルマーレ戦(5-1)のみと、なかなか勝点を積み上げられない厳しい状況に置かれている。

 そんななか、クラブの公式サイトで三上大勝代表取締役GMがファンに向けたコメントを発表。「常日頃からクラブ、チーム、選手へご声援をいただき、誠にありがとうございます」と切り出し、チームの現状を踏まえたうえでの今後の意気込みと目標を綴った。

「ホームゲームでの声出し応援では、改めて皆さんの声を聞き、拍手を聞き、皆さま方の声援というものがクラブ、チーム、そして選手にとって非常に大きなものであるということを再認識しています。

 今シーズン、ここまで思うように勝ち点をのばせず、サポーターの皆さんには不安な思いを抱かせてしまっていると思います。その中で残り8試合となりました。今現状、我々の目の前にある状況を考えた場合、今シーズンに関してはJ1に何としてでも残る、J1残留が大きな目標になった今、そのことを認識し、そこに向かってチームで決意・覚悟を持って、一体感を持ってやっていきたいと思います」
 
 また指揮官についても触れ、「クラブはミシャとともに、残りシーズンを戦っていきます」と続投を明言。J1残留を果たすうえでのクラブの決意を示した。

「選手が一番信用し、信頼し、誰のために今、サッカーをやっているか。そう考えたときにサポーターのことを一番に考え、同じくミシャのことも考えて選手はプレーしています。選手からこれだけの信頼・信望を受けられる監督は、ミシャだけです。

 またこのような一つの目標をみんなで達成しようと考えたときに、何らかのクラブとしての、チームとしての武器が必要だと思っています。その武器、イコール"よりどころ"、そういったものが今まで皆さんと作り上げてきた、ミシャ率いるこのチームのフットボールのスタイルだと思っています。また継続してやってきたことによって、皆さまとの信頼関係になり、チームとしての一体感になります。ですから、この強み、それを捨てることなく、皆さんと一緒に戦っていきたいと思っています」

 そして最後に、「クラブとしてのこの決意を含め、皆さまに改めてお伝えし、何よりも皆さま方には12番目の選手となる力、声援、手拍子、思い、それらが一つの目標に向かったときに、必ずや大きな力となり、目標達成できると信じております。みんなで一体感を持って、残りシーズンを戦っていきましょう。応援、よろしくお願いします」とサポーターに呼びかけた。

 今季のリーグ戦も残り8試合。2連敗中の札幌は、9月2日に行なわれる次節、ホームでセレッソ大阪と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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