浦和が日韓対決制しACL決勝進出! 松尾&ユンカー弾も120分で決着つかず、2-2で突入したPK戦の末に全北現代を下す

2022年08月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

松尾の今大会6点目で先制

先制ゴールを挙げた松尾。浦和はPK戦の末に全北現代を下し、決勝進出を果たした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 浦和レッズは8月25日、ACLの準決勝で全北現代モータース(韓国)と対戦。120分では決着つかず、2-2で突入したPK戦を3-1で制し、決勝進出を決めた。

 ラウンド16でジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)に5-0、準々決勝でパトゥム・ユナイテッド(タイ)に4-0と、いずれも大量得点の完勝でノックアウトステージを勝ち上がってきた浦和。次なる相手は、準々決勝でヴィッセル神戸を3-1で下した韓国の強豪、全北現代だ。

 試合は序盤から浦和が攻勢に出る。サイドを起点に攻め上がり、3分にはダヴィド・モーベルグがペナルティエリア右から強烈なシュートを放つなど、チャンスを得る。

 すると11分、右サイドでスローインを受けたD・モーベルグが、ペナルティエリア右へスルーパスを供給。これに反応した酒井宏樹が折り返すと、ゴール前に走り込んだ松尾佑介が押し込んでネットを揺らし、今大会6点目となる貴重な先制ゴールを奪った。

 その後は徐々に相手にボールを握られる時間が増える。細かく繋いでくるビルドアップには、中盤での激しいプレスで対抗。逆にボール奪取から速攻を仕掛け、再三好機を創出する。

 31分に伊藤敦樹がペナルティアーク付近から放った鋭いシュートは、GKのセーブに遭う。40分の松尾のグラウンダーのシュートは、わずかに枠の左に外れた。
 

 後半、全北現代の反撃を受ける。55分、ペナルティエリア内でボールを収めたソン・ミンギュを大畑歩夢が倒してしまい、PKを献上。これをキッカーのペク・スンホがゴール左下に沈め、同点とされる。

 一進一退の攻防が続くなか、浦和は終盤に何度も決定機を得るが、ゴールに至らず。試合は1-1で延長戦に入る。

 延長は多くのチャンスを作っていたが決め切れず、そして後半の116分に痛恨の失点。それでも終了間際の120分に、途中出場のキャスパー・ユンカーが劇的な同点ゴールを挙げる。このまま終了の笛が鳴り、突入したPK戦を3-1で制した。

 決勝はホーム&アウェー方式で実施。2019年大会以来、3年ぶりにファイナルへ駒を進めた浦和は、アジア王者の座を懸けて西地区の決勝進出チームと来年2月19日に第1戦、同26日に第2戦を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


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