元日本代表の大久保嘉人氏が、DAZNで配信された『やべっちスタジアム』に出演。サンフレッチェ広島のFWナッシム・ベン・カリファのゴールを絶賛した。

　先週末のJリーグで、とくに印象に残った得点シーンを大久保氏がチョイスし、解説する企画「なんか分からんけどこのゴールすげぇ！！」。今回、このコーナーで取り上げたのは、広島が５－２で勝利を収めた８月20日のJ１第26節・ガンバ大阪戦で、ハットトリックを達成したベン・カリファの２点目だ。

　１－２と１点をリードされて迎えた72分、左サイドの野津田岳人がペナルティエリア右へロングパスを供給。これに反応したベン・カリファが、右足の太ももで巧みにトラップし、そのまま強烈な右足のボレーシュートをゴール左隅に突き刺した。
 

　この同点弾を大久保氏は、「ハットトリックの大活躍でしたけど、このゴールにはしびれましたね」と驚きを持って紹介し、絶賛した。

「斜め後ろからきたボールを、もものトラップで前を向く。このトラップ、難易度が高いんですよね。雨と汗でボールも濡れているのに、ピタッと空いているスペースでトラップして、シュートはアウト気味。パスはライナー系のボールでしたし、しっかりミートできないと打てないすごい技術です。フィニッシュを含め、すげぇゴールでした」

　また、2009年にU-17スイス代表として、チームのU-17ワールドカップ優勝に貢献した実績や、その後、将来を期待されつつも伸び悩み、クラブを転々としたベン・カリファの過去を振り返りつつ、「まだ30歳、ポテンシャルは高い選手なので、Jリーグでもう一花咲かせてほしい」と期待を込めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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