浦和L・塩越柚歩の順調だったトップ昇格まで。鈴木啓太に「『だいぶエリートだな』ってみんな思っているよ」と突っ込まれると…

2022年08月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「県の中ではそれなりに上手なほうだと思っていた」

鈴木氏のYoutubeチャンネルに塩越が出演。サッカーを始めてからトップチーム昇格までを振り返った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 元日本代表MFの鈴木啓太氏が8月19日、自身のYouTubeチャンネルで最新コンテンツを投稿。WEリーグの三菱重工浦和レッズレディースに所属するMF塩越柚歩がゲスト出演し、トップ昇格までのキャリアを語った。

 小学校1年の時に兄の影響でサッカーを始めた塩越。当初は男子の少年団に入り、その後は女子チームと"かけ持ち"をする。女子のクラブはメンバー不足だったため、1年生から6年生でチームを組む状態。現在は攻撃的MFが主戦場だが、当時はCBやFW、ボランチもこなしていた。

「県の中ではそれなりに上手なほうだと思っていた」という塩越は、小学校6年生の時に浦和Lのジュニアユースの試験に合格。中学1年の時から3年生のチームで試合に絡み、2年生の時には全日本女子ユース(U-15)選手権で優勝する。
 
 高校進学と同時に昇格したユースでは「全国大会では優勝できなかったんですけど、2位とか3位とかまでは行っていた」。順風満帆な道のりも、トップチームへの道は当時のユースの監督に「ギリギリだぞ」と伝えられていた。それでも、トップチームへの練習参加などでアピールし、昇格を勝ち取った。

 大きな挫折もなくトップチームまでたどり着いた経歴に、鈴木氏が「『だいぶエリートだな』ってみんな思っているよ」と笑顔で指摘されると、塩越は苦笑いして「そんなことはないです」と否定する。その理由として、世代別代表に呼ばれなかったことを提示。同世代がU-17女子ワールドカップ(W杯)で優勝したが、「自分には縁のない場所かな」と思っていたと明かす。

 当時の自身の実力を冷静に客観視していた塩越だが、トップ昇格を果たした2016年には"縁のなかった"日の丸を背負い、U-20女子W杯に出場。その後もクラブで着々と力をつけ、昨夏の東京五輪でもピッチに立った。24歳のアタッカーは今季も浦和Lの重要戦力として、その活躍に注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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