「つまずかせてやれたのに」トゥヘルとコンテ、監督同士の“衝突”で今季プレミア初退場者に! 試合後の両者、現地サポの反応は?

2022年08月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

トゥヘルは「悪い感情はない」とコメント。コンテは…

すごい剣幕で衝突したコンテ(左)とトゥヘル(右)。(C)Getty Images

 現地時間8月14に行なわれたプレミアリーグ第2節で、チェルシー対トッテナムのロンドン・ダービーは2-2のドローに終わった。ホームのチェルシーが先制した後に同点とされ、再び勝ち越しに成功するも、後半アディショナルタイムに追いつかれるというシーソーゲームに熱くなったのは、選手やサポーターだけではなかった。

 チェルシーのトーマス・トゥヘル監督とトッテナムのアントニオ・コンテ監督は試合中からタッチライン際で"衝突"を繰り広げており、68分にトッテナムが追いついた際はコンテがチェルシー側のベンチに向かって挑発。これがトゥヘルの逆鱗に触れ、敵将に詰め寄り、両チームのスタッフや選手が両指揮官を抑え込むという騒ぎに発展していた。

 このできごとで両者にはイエローカードが提示されたが、試合を終え、監督同士の握手の場面で再び"衝突"。トゥヘルが握った手を放さずに、コンテが激昂し、一触即発のにらみ合いに発展したが、周囲が慌てて間に入って引き離した。この行ないにレフェリーがレッドカードが提示し、現地紙『Daily Mail』によれば、プレミアで今シーズン初の退場者となった。
【動画】コンテとトゥヘルが握手をした後、激しく衝突したシーン。記者会見では…
 しかしながら、試合後の両者はケロリとしていたようだ。トゥヘルは記者会見で話し始める前に、コンテを引き留めた腕の筋肉を見せ、「腹が立ったのはお粗末な判定を繰り返したレフェリーに対してで、まあ、ヒートアップしていたことは認めるが、お互いに悪い感情はないと確信している」とコメントしている。

「我々は2人ともチームのために戦った。誰が侮辱されたわけでも、傷つけられたわけでもない。試合後の握手の場面では、お互いの目を見てするものだと思っていたからそう言った。でも殴り合いもしていないし、私にとっては大ごとではない」

 一方のコンテは記者会見ではコメントを避けたが、「我々2人の問題だし、トラブルはなかったと認識している。レフェリーは何が起きたか把握せずにレッドを提示した。このような状況で次の試合で指揮をとれないのは残念だ」と述べている。

 そして、メディア向けには冷静な顔を見せた後、自身のインスタグラムを更新。ストーリー(24時間で消えてしまう投稿)にトゥヘルが喜んで自軍ベンチに走ってくる動画を公開し、「これはラッキー。私は君を見ていなかった。見ていたら(足を出して)つまづかせてやったのに」と泣き笑いの絵文字を添えて投稿している。

 このやり取りに、プレミアのサポーターからは「こういうライバル関係は大好きだ」「これがワールドクラスのケンカ笑」「プレミアが世界最高である理由のひとつ」「このオジサンたち、元気だな」「クロップとペップの関係より100倍面白い」といった声が寄せられている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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