STVV林大地の今季2点目をアシストした21歳MF、前十字靭帯断裂からの“復活”に喜び「夢のようなゴールだった」

2022年08月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨年8月に靭帯断裂、復帰戦でいきなりアシスト

ヴァン・デッセルのCKに頭で合わせた林。(C)STVV

 現地時間7月30日、ベルギー・リーグ第2節が行なわれ、シント=トロイデンはアウェーでヘンクと対戦し、1-1のドローに終わった。所属する香川真司ら日本人選手4人が先発し、12分に失点したまま試合は終盤を迎えたが、83分に林大地がヘッドでネットを揺らしてどうにか引き分けに持ち込むという展開だった。

 この劇的な同点弾をお膳立てしたのが、スタン・ヴァン・デッセルだ。ベルギー出身の21歳MFは、この試合が"復帰戦"だった。

 約1年前の第5節コルトレーク戦で、相手選手のタックルを受けたヴァン・デッセルは左膝の前十字靭帯を断裂。昨シーズンを棒に振り、今シーズンの開幕戦ユニオン・サン=ジロワーズ戦でベンチ入り。そしてこのヘント戦でようやく出場機会を得た。
【動画】香川と交代して出場したヴァン・デッセルが林のゴールをアシスト! 歓喜に沸く姿をチェック
 82分に香川と交代でピッチに送り出されたMFは、そのままCKのキッカーを担当。左足の正確なキックで、いきなり林のゴールをお膳立てしてみせた。

 試合後に現地紙『Het Laatste Nieuws』の取材に応じたヴァン・デッセルは、「ファーストタッチでアシスト。誰が考えたあらすじだろう?(笑) 。僕のキックから大地がゴールできたのはスーパーな瞬間だった」と振り返っている。

「ベルント・ホラーバッハ監督に10分の出場時間をもらえて、一度崩壊した僕の世界をやっと取り戻すことができた。膝の痛みはもうほぼない。すっかり元通りだ。次の試合はコルトレーク戦だ。僕自身が去年ケガを負った試合なので良い思い出ではないけれど、試合になったら関係ない。チーム全員で今シーズン初勝利を目指すよ」

 試合後、ヴァン・デッセルが自身のSNSを通じて"復活"を報告すると、林やシュミット・ダニエルをはじめとしたSTVV選手たちは続々と喜びの声を寄せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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