【J1】広島が痛恨のドロー 年間勝点で首位陥落し、佐藤の記録到達もお預けに…

2015年09月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

終盤は浅野のカウンターでゴールを狙うも得点には至らず。

カウンターでゴールを狙った浅野だが、2戦連発とはならず。(C) SOCCER DIGEST

 J1リーグ第2ステージ11節の広島対鳥栖が、9月19日にエディオンスタジアム広島で行なわれ、0-0で引き分けた。広島は第2ステージで首位の座をキープしたものの、年間勝点では2位に後退した。

【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・11節
 
 試合は立ち上がりこそ早坂、キム・ミヌがミドルシュートを放つなど鳥栖が積極的な姿勢を見せたものの、徐々に広島がボールを支配し、鳥栖ゴールを窺う展開に。ミキッチ、柏の両サイドからの攻め上がりなどを起点にチャンスを掴み、ゴール前のシーンを生み出していく。
 
 ただし、鳥栖も引き気味の布陣でJ1最多得点記録の更新を狙う佐藤や、ドウグラス、柴崎の2シャドーに自由を与えず、決定的なシーンは作らせない。前半はともに決め手を欠いて0-0で折り返した。
 
 後半も広島が主導権を握り、序盤からチャンスを掴んだ。53分には鋭い動き出しでDFの背後に抜け出した佐藤を目がけて塩谷から縦パスが送られるが、これは惜しくも通らず。さらに55分には青山のシュートのこぼれ球に反応した塩谷が左足で狙うも、わずかに枠を外れた。
 
 72分、広島は佐藤に代えて浅野を投入。今節も佐藤のJ1最多得点記録への到達はお預けとなった。一方の鳥栖も流れを変えるべく、79分に池田に代わってルーキーの鎌田を投入し、反撃に打って出る。
 
 終盤は中盤にスペースが生まれ始め、互いにカウンターを仕掛ける展開に。広島は浅野のスピードを活かした攻撃で惜しい場面も作ったがゴールを奪うまでは至らず。結局、試合はスコアレスドローに終わった。
 
 この結果、広島は第2ステージでは2位の鹿島と同勝点ながら得失点差で首位の座をキープ。年間勝点では首位の座から陥落し、2位に順位を下げた。年間勝点では浦和が首位に再浮上している。
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