「中国を経験したから欧州へ行けた」ナポリ移籍の韓国代表DFが自身のステップアップに見解!「不安のおかげでメンタルが強く」

2022年07月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

クリバリの後釜として期待

フェネルバフチェからナポリへの移籍が決定したキム・ミンジェ。(C) Getty Images

 欧州に挑戦して2年目で5大リーグのクラブに移籍を果たし、新シーズンはチャンピオンズ・リーグにも出場する見込みとなった。韓国代表のDFキム・ミンジェは、中国でプレーしたことが欧州への道を開いたと考えているようだ。

 2019年に北京国安に移籍し、2年を過ごしたキム・ミンジェは、昨年夏にフェネルバフチェに加入。トルコでの活躍を受け、この夏ナポリへの移籍を果たした。

 飛躍を遂げた25歳は、キャリアアップのために最も大切なのは「基礎」だと話す。YouTubeの番組『GOALE』で、小学生時代はFWだったが中学生でDFに転向したとし、「高校で監督に正しくサッカーを教わった。そのとき守備の基礎を学んだ」と述べている。(イタリア『SPAZIONAPOLI』より)

「子どもたちから守備の質問をされると、いつも『監督が言うことをやりなさい。一番大切なのは基礎だ』と答える。真面目に、子どもたちは理解していなかった。子どもたちがそれをしないのは、基礎を知らないからじゃない。面倒だからだ。なぜか。基礎がなくても自分はうまくやれると思っているからだよ。お願いだから、基礎を忘れるな」

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 プロのキャリアにおいては、人との出会いも重要だ。キム・ミンジェは「中国に移籍したときはすごく不安だった。でもその不安のおかげでメンタリティがより強くなった」と振り返っている。

「中国を経験したから欧州にたどり着くことができたと思う。当時は中国が多くの有名監督を招いていた。フェネルバフチェに移籍できたのは、中国時代の対戦相手の監督(ヴィトール・ペレイラ)がフェネルバフチェに行ったからだ」

 ナポリはフェネルバフチェに契約解除金の2000万ユーロ(約28億円)を支払ったとされる。この夏チェルシーに移籍したカリドゥ・クリバリの後釜とあり、大きな期待が寄せられているセリエA史上3人目の韓国人選手は、守備の国イタリアで活躍できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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