【J1】柴崎が復帰した鹿島が、金崎のゴールで甲府を撃破

2015年09月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

90分間に渡って鹿島が試合をコントロール。

決勝点を挙げた金崎は、ゴールシーン以外でも別格の存在感。強引な突破で甲府守備陣を翻弄し、チャンスに結びつけた。写真:サッカーダイジェスト

 J1リーグ第2ステージ11節の甲府対鹿島が山梨中銀スタジアムで行なわれ、1-0でアウェーの鹿島が勝利した。

【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・11節
 
 試合は立ち上がりから、鹿島ペースで進んだ。出場停止明けの柴崎を起点に、左MFカイオの仕掛けや右MF遠藤と右SB西のコンビネーションを軸に甲府守備陣を切り崩しにかかった。
 
 21分には前線からプレッシャーをかけた柴崎がインターセプトし、そのまま速攻で金崎のシュートにつなげる。また、24分には左SB山本のクロスを遠藤が合わせてバー直撃のボレーを放ち、さらに26分には右サイドを抜け出したダヴィのクロスから、最後は金崎がシュートを見舞った。
 
 以降も鹿島は何度も決定的なチャンスを作ったが、GKのファインセーブやポストに嫌われ、ゴールを奪えないまま0-0で前半を折り返した。
 
 両チームともメンバー変更なしで迎えた後半も、鹿島ペースは変わらない。
 
 最初の決定的なチャンスは59分。エリア付近で得たFKを柴崎が直接狙い、GKが弾いたところに金崎が詰める。
 
 これはDF山本のカバーリングに阻まれたが、直後の60分。鹿島に待望の先制点が生まれた。右サイドでのスローインから遠藤がクロスを送り、金崎がヘッドで合わせて甲府ゴールを陥れた。
 
 終始、圧倒されていた甲府は、67分に2枚代えを敢行。松本、堀米と攻撃的な選手を投入して打開を狙った。
 
 しかし、目立ったチャンスは阿部拓が個の力で突破した87分のプレーくらいで、終盤に登場したマラニョンも不発に終わった。
 
 試合は1-0のまま終了し、鹿島が勝点3を上積み。チャンスの数を考えると1ゴールは少なすぎたが、前節・G大阪戦で敗れた嫌な流れは払拭した。
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