【J1展望】2ndステージ・11節|柏-山形|パスサッカー vs ハイプレス。柏が第1ステージのリベンジなるか。

2015年09月19日 サッカーダイジェスト編集部

柏――ACL敗退の悔しさを力に変えて。

故障者/柏=増嶋 山形=伊東、松岡
出場停止/柏=茨田 山形=なし

J1リーグ2ndステージ・11
柏レイソル – モンテディオ山形
9月20日(日)/19:00/日立柏サッカー場
 
柏レイソル
2ndステージ成績(10節終了時):3位 勝点19 6勝1分3敗 14得点・9失点
年間成績(27試合終了時):8位 勝点37 10勝7分10敗 36得点・34失点
 
【最新チーム事情】
●ACL準々決勝で敗退も、来季の出場権獲得に向けてモチベーションが高まる。
●累積警告で出場停止の茨田に代わり、今節は秋野がアンカーに入る見込み。
●脳震盪で戦列を離れていた輪湖はすでに練習に復帰済。
 
【担当記者の視点】
 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝で敗退し、ベスト4には進出できなかった。それだけに、今節の山形戦は仕切り直しの一戦である。敗戦の後遺症が残るどころか、来季のACL出場権獲得に向けて選手たちのモチベーションは逆に上がっているようだ。
 
  第1ステージからタイトな日程に苦しめられてきたことを考えれば、スケジュールが緩和され、リーグ戦に絞れるメリットはある。「今節の山形だけでなく、僕たちは勝ち続けなければならない」とエース工藤が話すように、第2ステージ首位の広島との差を縮めていくためにも一戦必勝態勢で臨む。
 
  しかし、山形との通算成績が悪く、J1では1勝しかしていない苦手の相手。今季の第1ステージでも山形のプレスの勢いに圧されて0-3で完敗を喫した。試合の構図は山形のハイプレスをパスでどういなしていくかになるが、今節は柏の戦術のキーマンである茨田を出場停止で欠くため、おそらく代わりに出場する秋野のゲームコントロールに期待がかかる。
 
  また、中国遠征から中4日の試合だけに、大津、エデルソン、今井、太田など、広州恒大戦でベンチスタートとなった選手をスタメンに抜擢する可能性も十分にありそうだ。

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