「自制できない選手だった」飲酒運転で契約解除となった邦本宜裕の“リアル評”を韓国紙が検証!「SNSから削除するとは…」

2022年07月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

全北現代にとっては“ジレンマ”だった

現在は無所属の邦本。24歳FWの新天地は見つかるのか。(C)Getty Images

 現地7月13日、韓国Kリーグ1部の全北現代が公式声明を発表し、所属する日本人FW邦本宜裕との契約を解除したと明かした。
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 去る7月8日、邦本は全州市内で飲酒運転に及び、現地警察によって現行犯逮捕された。翌日には韓国サッカー連盟が暫定的に60日間の活動停止を言い渡し、賞罰委員会の正式調査を経て、最大90日間に延長される可能性を示唆していたが、全北現代は13日に独自制裁へ動く。「起こった事案は明確で、我々はこれを重く受け止めた」と記し、今シーズンいっぱいまであった契約を解除する決断を下したのだ。

 あれから2週間が経ち、邦本のSNS(インスタグラム)から全北現代関連の投稿がすべて削除されたと、全国紙『スポーツソウル日本語版』が伝えている。

 同紙は「邦本はインスタグラム上で全北現代の痕跡を跡形もなく消した。まるで、全北現代との縁をまったく覚えていないと考えているようにも見えるほどだ」と疑問視。そのうえで、「結局、邦本は飲酒運転という不祥事を起こしてチームを去ることになった。さらには、自分を応援してくれたファンが大勢いる全北現代という存在を自身のSNSから消し去り、より大きな失望感を残した」と断じている。
 

 さらに、全北現代が邦本の扱いに苦慮していた事実も明かしている。「実のところ、邦本は全北現代にとって"ジレンマ"だった。優れた能力とポテンシャルを持っているにもかかわらず、私生活が問題だったのだ」と説明し、次のように続けている。

「邦本は頻繁な飲酒により、コーチングスタッフやチームメイトから自制の要請を受けていた。しかし、邦本は自分の思い通りの行動を続け、甚だしくはトレーニングを無断欠席するなど、規律を破る行為まで行なった。まさに、チームの雰囲気を害する存在だった。事情をよく知らない一部のサッカーファンは、全北現代を率いるキム・サンシク監督が、『なぜ邦本を積極的に起用しないのか』と批判したりもしたものだ」

 それだけチームとファンに大事にされながら、結果的に邦本は今回の愚行によって恩を仇で返してしまった。同紙は全北現代の事情に詳しい関係者のコメントも掲載。その人物は「飲酒運転事件が起きた当時、全北現代の内部では、"いつ起きてもおかしくなかったことが、ついに起きてしまった"という雰囲気だった。それだけ自制できない選手だった」と、事件発覚直後の様子を明かしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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参照元●スポーツソウル日本語版:飲酒運転で契約解除の邦本宜裕は「自制できない選手だった」…全北現代でも問題視された"規律面"

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