「サムライブルーだ!」「ドラミちゃん!」日本代表の練習に地元キッズが熱視線! サッカー少年が森保監督から受けた質問は?

2022年07月26日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

1番人気は名古屋でプレーする相馬勇紀

練習終了後、地元の子どもたちと交流する森保監督。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 E-1選手権に参戦中の日本代表は、7月24日に行なわれた中国戦(0-0)の翌日、27日の韓国戦に向け、豊田市内で練習を実施した。開けた練習場でおよそ2時間フルで公開され、地元の子どもたちはトップ選手たちの一挙手一投足に熱視線を送った。

「サムライブルーだ!」「あれ相馬じゃない?」「ドラミちゃん!」

 練習が始まる17時の少し前。選手を乗せたバスが会場に到着すると、観客からは歓声が上がった。1番人気を集めたのは、地元の名古屋グランパスでプレーする相馬勇紀だった。

 未来の日本代表戦士は、迫力あるトレーニングに終始釘付け。シュート練習の際には、ゴール裏でスマートフォンを構えるちびっ子カメラマンも出現した。その威力や音を間近で感じられたことは、これ以上ない貴重な経験になったはずだ。

 練習の合間、「たまたま通りかかったら、日本代表の練習に遭遇した」という、サッカー部の高校生に感想を伺った。すると、目を輝かせながらこう教えてくれた。

「やっぱり普段、自分たちがプレーしているレベルとは全く違うなと思いました。パスの質も全然違いますし、同じ練習であっても練習の精度、トラップとかも1個1個が丁寧。さすがプロだなと感じました。僕は相馬選手が好きでずっと見ていたんですけど、環境が変わってもグランパスのときと同じようなプレーが常にできているのも、凄いなと感じました」
【動画】たまたま通りかかったら遭遇したという人も!地元のキッズも熱視線を送った中国戦翌日練習をチェック!
 練習後には森保一監督が、見学に訪れた子どもたちと笑顔でグータッチするシーンも見受けられた。何やら会話していたサッカー少年に声を掛けると、「森保監督めっちゃ良い人!」と声を弾ませながら、「将来の夢」や「どのチームでプレーしたいか」という、日本代表指揮官からの質問内容を明かしてくれた。

 そのほか、トレーニングが始まる前には、中学生のグループのうちの1人が、「カタール・ワールドカップに向けて、国内組が海外組にどれだけ食い込んでいけるか。そういうところを見ていきたい」と真剣な眼差しで語ってくれた。

 国内組で編成された今大会のメンバーの中から、カタール行きの切符を掴む選手は何人現われるか。E-1優勝の懸かる韓国戦に向けたものでありながら、その先の大舞台を睨んだサバイバルレースでもある熱のこもった練習を、観客は固唾をのんで見守っていた。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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