「あまり満足できない」猶本光、2アシストと躍動も課題が先行。偉大な先達からのバトンにも言及「左腕は重かった」

2022年07月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「優勝の鍵を握る部分」には…

攻守で存在感を示し、連勝に貢献した猶本。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 日本女子代表はE-1選手権の2戦目で、台湾女子代表とカシマスタジアムで対戦し、4-1で快勝を収めた。

 2-1で勝利した初戦の韓国戦から連勝を目ざす日本は、8分にCKからまさかの先制を許すも、14分に千葉玲海菜、前半アディショナルタイムに上野真実がゴールを奪い、逆転に成功。その後も攻撃の手を緩めず、57分に清家貴子、72分に菅澤優衣香が追加点を挙げた。

 試合後、ボランチで先発し、正確無比なクロスで同点弾と逆転弾をアシストするなど、司令塔として存分に存在感を示した猶本光が、インタビューに対応。以下のように課題と手応えを口にしている。

「今日は初めてやるメンバーが多かったので、試合の中で修正していけたらいいなと思ってやっていました。だけど個人の出来としてはあまり満足できるものではなかったです。前半特にミスが多かったですし、競り合いのところでファウルになってしまった部分があったりとか。それが後半に修正できたかなと思います」
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 キャプテンマークを巻いた28歳は、澤穂希氏をはじめ、偉大な先達から脈々と受け継がれるその腕章の重みについても語った。

「ピッチに入ったらキャプテンとか関係なくやったんですけど、左腕は重かったです」

 26日に最終戦で中国女子代表と相まみえる。「ここまでしっかり全員で2試合勝ち切れたので、あと1勝ということで、良い準備をして、ピッチに立っている時間で良い仕事ができるようにやっていきたい」と意気込む猶本は、「優勝の鍵を握る部分」を問われると、こう応じた。

「最後は粘り強く、ゴール前でやらせないところだったり、貪欲に少ないチャンスでも点を取るという強い気持ちを持って臨みたいと思います」

 なでしこジャパンはこの勢いのまま3連勝で、E-1連覇を果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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