「カマダはベンチに座るべきか?」鎌田大地と新加入ゲッツェを比較したフランクフルト紙記者が日本人MFを絶賛「すべてを凌駕していた」

2022年07月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ファンは尊敬と畏怖の念を持って彼を見ている」

鎌田(左)とゲッツェ(右)。共存を危ぶまれていると報じられているが…。(C)Getty Images

 ブンデスリーガのフランクフルトは、新シーズンの開幕に備えてオーストリアでキャンプを張り、トレーニングを開始している。所属する長谷部誠、そして代表活動のために遅れて合流した鎌田大地も同様だ。

 同クラブの今夏の目玉補強と言えば、元ドイツ代表のマリオ・ゲッツェだ。現地での注目度も高く、フランクフルト紙『Frankfurter Rundschau』のイゴ・デュエワルツ記者は「彼が移動するたびに人やメディアが移動する。ひとつ変わったなと感じるのは、彼は以前と違い、鼻持ちならないプレーヤーではなく、今はおとなしく控えめな印象になった」と綴っている。

「この合宿で目を見張るのはゲッツェの存在感だ。今はチームに溶け込むため、時間を重ねている。アイントラハトは3週間以内にDFBポカール1回戦で、マグデブルクとの試合を控えており、残り時間は少ない。30歳のゲッツェはすべてのセッションに参加し、のんびりせずに実力を発揮するための準備を進めている」
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 だが、同記者は、この合宿で鎌田が「そのゲッツェを凌ぐ存在となった」と絶賛しているのだ。

「ゲッツェが来たことで、日本人MFがいったいどうなるのか、多くの人が気になっているだろう。鎌田はベンチに座るべきか? それなら移籍するのか? 何にせよ、このプレーメーカーは夏休みから戻ってきたとき、信じられないほど調子が良い状態だった。ミニゲームでは日本のエレガントな男が狭いスペースで輝き、フェイントで翻弄し、魔法のパスを振りまいた。ボディコンタクト、タックル、フィニッシュ。1対1のデュエルでの堅牢さ。まるで"カマダ・ショー"だ。

 彼はすべてを凌駕していた。観戦に来たファンは驚き、尊敬と畏怖の念を持って彼を見ている。ゲッツェだけではなく、みなを凌ぐ存在になっているからだ。そんな鎌田がベンチに? そんなことは正しいとはとても思えない。では移籍するのか? 今のところ、そうは見えない。彼の顔はここにいると主張している。もちろん確実ではなく、イングランドに行くのかもしれない。でも、契約延長するかもしれないし、1年残るかもしれない。マルクス・クロシェSDの言うように、よく見てみよう」

 果たして、鎌田は残留するのか。それとも移籍するのか。残るのであれば、ゲッツェとの共存は可能なのか。今後の動向を現地記者も固唾をのんで見守っているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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