「40日間もノーと言うのは不可能」ディ・マリア、ユーベ加入の裏に熱烈交渉!マラドーナ級の活躍を太鼓判のレジェンドと会話も

2022年07月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アルゼンチンに戻るのが当初の考えだったが…」

自身初挑戦となるセリエAのユベントスに加入したディ・マリア。(C)Getty Images

 昨シーズン限りでパリ・サンジェルマンを退団し、ユベントスへ新加入したアンヘル・ディ・マリアが記者会見に出席した。イタリア紙『Tuttosport』が7月11日付けで伝えている。

 アルゼンチン代表のレフティは、母国クラブでキャリアをスタートさせて以降、ベンフィカ、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッド、パリSGと各国でプレーしてきた。

 そして今回、新天地を決めるにあたり、ディ・マリアは「僕を獲得するために、これほどまでにこだわってくれる重要なチームに、40日にも渡ってノーと言うのは不可能だった」と、熱意にほだされたことを明かしている。

「このクラブが僕を選んでくれたのは、彼らも僕も常に勝ちたいと願っているからだ。アルゼンチンに戻るというのが当初の考えだったが、サッカーでは全てが変わる。ここでベストを尽くすよ。気持ちはユーベにあり、代表は後からついてくるものなので、ユーベを利用して代表に行こうとは思っていない。できるだけ多くのタイトルを獲るためにここにいる」

 パリSGで1シーズンだけ共闘したユベントスのレジェンド、ジャンルイジ・ブッフォン(現パルマ)は以前、「今日のセリエAにとって、ディ・マリアは(ディエゴ・)マラドーナのような存在になるだろう」と元チームメイトを絶賛した。ディ・マリアは「ディエゴはディエゴだ」と謙遜しつつ、先輩との良好な関係性を伝えている。
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「ジャンルイジとは良い関係だ。彼は素晴らしい人だよ。僕がここに来ることを望んでいたし、サインをするときも話をした。まあ僕は地に足をつけて、全力を尽くすよ。(ポール・)ポグバも来れると思っていたし、彼の資質も知っている。ユーベが再び全てを勝ち取るために、プレーしたいという気持ちが強いんだ」

 ユベントスとの契約は1年。カタール・ワールドカップ後の代表引退も示唆しており、ディ・マリアは2023-24シーズン以降の去就でも注目を集めている。ただ、34歳の視線の先にはあるのは、あくまで目の前のことのみのようだ。

「もう1年?サッカーは何が起こるか分からないので、今は今年のことを考えている。スクデットや、あらゆるタイトルの獲得を目ざすよ。このチームのためにベストを尽くしたいと思っている。例年のように多くのアシストをしたい」

 ユベントスはリーグ連覇が9でストップして以降、ここ2年はいずれも4位止まり。チャンピオンズ・リーグにいたっては、3年連続で決勝トーナメント1回戦の壁を乗り越えられずにいる。経験豊富なディ・マリアは、同じく新戦力のポグバらと共に、イタリアきっての名門をあるべき場所に戻せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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