Jリーグは７月10日、J１第21節の７試合を各地で開催。札幌ドームでは北海道コンサドーレ札幌対鹿島アントラーズが行なわれ、０－０の引き分けに終わった。

　立ち上がりから札幌が主導権を握り、金子拓郎を中心にチャンスを作る。５分、ペナルティエリア右で荒野拓馬のパスを受けた金子がカットインから左足で狙うもボールは枠の上を超えた。さらに７分、金子のスルーパスに抜け出した興梠慎三がGKと１対１の場面を迎えたが、オフサイドの判定。

　やや劣勢の鹿島は、シンプルかつスピーディにボールを前に運ぼうとする。土居聖真や樋口雄太が良い形でフィニッシュに持ち込んだが、得点には至らず。両チームともに決め手を欠き、試合はスコアレスで前半を折り返す。
 

　迎えた後半も札幌は果敢に得点を狙いにいく。ポゼッションで優位に立ち、攻め込みながら、鹿島のショートカウンターにも危なげなく対応。72分には、敵陣中央から青木亮太が右サイドの金子へ展開。パスを受けた金子がゴール前へクロスを供給すると、中で待っていた福森晃斗が頭で折り返したが、味方には合わない。

　一方の鹿島は82分、常本佳吾のクリアボールに抜け出したアルトゥール・カイキが右足を振り抜いたが、GK菅野孝憲の好セーブに阻まれた。両チームとも最後まで得点は奪えないまま、試合終了。札幌は３試合白星なし、鹿島は２試合連続のドローとなった。

　次節は16日、札幌はアウェーで柏レイソルと、鹿島はホームでヴィッセル神戸と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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