【J1展望】2ndステージ・10節|名古屋-仙台|勝利必須の両者。勝点3を掴み取るのは…

2015年09月11日 サッカーダイジェスト編集部

名古屋――好調・野田のパフォーマンスに期待。 仙台――狙いを絞った守備で勝点3を。

故障者/名古屋=ノヴァコヴィッチ、小屋松、青木、グスタボ 仙台=なし
出場停止/名古屋=なし 仙台=上本

J1リーグ 2ndステージ・10
名古屋グランパス – ベガルタ仙台
9月12日(土)/18:30/豊田スタジアム
 
名古屋グランパス
2ndステージ成績(9節終了時):8位 勝点14 4勝2分3敗 14得点・15失点
年間成績(26試合終了時):9位 勝点36 10勝6分10敗 32得点・33失点
 
【最新チーム事情】
●ナビスコカップで怪我から復帰した野田が、リーグ戦初スタメン濃厚。
●永井が代表遠征から帰国。コンディションは良好。
●グロインペイン症候群を患っていた田口が本格復帰か。
●ノヴァコヴィッチが代表戦で負傷。約2週間の戦列離脱。
 
【担当記者の視点】
 リーグ戦で約1か月勝利から遠ざかるうえ、ナビスコカップに続いて天皇杯も敗退するなど状況は決して良くはない。天皇杯でJ3の町田に敗れる醜態をさらした後でもあり、再び無様な戦いを演じれば、サポーターやメディアからの容赦ないバッシングは避けられない。
 
 ある意味、必勝が求められる仙台戦では、代表戦から帰還した永井に加え、グロインペイン症候群から復帰した田口らの先発が濃厚。ノヴァコヴィッチや小屋松ら主力数人を怪我で欠くことになるが、言い訳のきかないメンバーが揃いそうだ。
 
 注目は、ナビスコカップの準々決勝で怪我から復帰し、2ゴール(第1・2戦で1ゴールずつ)と気を吐いた野田のパフォーマンスだろう。今最も勢いのあるFWに、低調気味な川又に取って代わる、前線の"起爆剤"として期待したい。
 
 
ベガルタ仙台
2ndステージ成績(9節終了時):17位 勝点4 1勝1分7敗 11得点・18失点
年間成績(26試合終了時):14位 勝点27 7勝6分13敗 38得点・38失点
 
【最新チーム事情】
●渡部が天皇杯2回戦の仙台大戦で復帰。今節でのスタメンもあり得る。
●ウイルソンも仙台大戦に出場したが動きは重く、途中出場が無難か。
●仙台大戦は勝利するも2失点。いまだ守備に大きな課題を残す。
●野沢に代えて、今までFWでの起用が多かった奥埜を中盤に入れる策も。
 
【担当記者の視点】
 9節で残留争いのライバルである新潟に0-1で敗戦。しかも90+4分に失点という、今後も尾を引きそうな痛恨の負けだ。内容こそ良かったものの、このままズルズルと順位を下げても不思議はない。
 
 天皇杯2回戦・仙台大戦で久々の勝利を掴んだが、ここでも2失点。もはや"堅守"を武器とするチームの姿はない。J1残留に向けて勝点を拾うためには、いかに失点をせず乗り切るかが重要なだけに、守備組織の再構築は急務となる。
 
 まずは最終ラインを高い位置で維持すること。そして追い込む場所の共通理解を深めることが重要だ。その意味でも、渡部の復帰は朗報。的確なコーチングとチームを引き締める激しい守備を披露して、流れを変える勝点3を掴み取りたい。
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