横浜F・マリノスのMF水沼宏太が７月７日、ツイッターを更新。２日に行なわれたJ１第19節の清水エスパルス戦でのアシストについて解説した。この試合は、清水のクラブ創設30周年記念マッチとして国立競技場で開催。横浜が５－３で勝利し、Jリーグ史上２チーム目となる通算500勝目を達成した。

　水沼のツイートは、Jリーグ公式ツイッターの「『#教えてほしいＪ』選手がプレー時に考えていた事を、勝手に質問する企画」への回答。Jリーグが清水戦の45＋２分に横浜レオ・セアラのゴールを高速クロスでアシストした水沼に、「どんなことを考えていたのでしょうか」と質問した。

　水沼は３度のツイートで、以下のように答えた。

「西村（拓真）がキープをした時に、『僕の方にターンしてボールが出てきそうだな』と思いました。イメージ通りこっちにターンをしてくれたので『ちょっと前めにボールを流してくれ』と思ったんですが思ったより足下気味に弱めのボールが来ました」
 

「ボールを受ける前にレオ（・セアラ）がファーサイドに動き出してるのが見えていたので、『これはインサイドで巻いたボールじゃレオがオフサイドになる』と思ったので、ゴールに繋げる為には速いボールで相手に当たらずにレオが触れるボールを蹴らなくてはいけなくなりました」

「僕がすぐに足を振って点で合わせようと思い、あの球種を選択しました。日頃から色んな球種を蹴れるように練習してきていたので、咄嗟の判断であのボールが蹴れて良かったと思います。でも、１番はレオがオフサイドにかからず、僕を信じて飛び込んでくれたので、レオには本当に感謝しています」

　この一連の投稿に、以下のようなコメントが寄せられた。

「水沼好感しか持てないな」
「なんと高度な」
「丁寧にも程がある笑」
「ここまで約１秒」
「いやーとっさにそういう判断できて完璧なクロス上げられたら脱帽しかないですわ」
「あの短い間にこんなに考えて素晴らしいパスをしてるのね。やっぱりプロすごい」
「プロって体使いながら頭もフル回転なんだなぁ」

　現在リーグ戦６連勝でトップに立っている横浜。主軸として活躍する水沼の丁寧な回答は、ファンにプロの凄さを伝えることができたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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